スペイン – アルハンブラ宮殿

公開: 2018/11/08
編集: 2018/11/08

グラナダ三日目にアルハンブラ宮殿 (Palacio de la Alhambra) へ行きました。

アルハンブラ宮殿の入場チケットは取りにくいと聞いていましたが、ナスル朝宮殿(Nasrid Palaces)への入場日時がオフシーズンに近い時期なのに空きが無く、日にちをずらしました。ハイシーズンでは3ヶ月前でも日時によっては難しいそうです。
また、予約時にパスポート番号や年齢、性別、自宅住所、メールアドレスなどの入力が必要で、とても厳しいです。無料の子供でもチケットが無いと入場できません。
かって高値で転売するブラックマーケット(?)があって、本人確認のために厳しくなったとタクシーの運転手さんが言ってました。


ところが実際には、予約完了時のPDF(プリント、スマホ画面)を係の人がゲートでスキャンするだけで、パスポートを見せろなどとは言われませんでした。
以前は、予約時のクレジットカードを確認してチケットを発行するなどいろいろやっていたようです。途中で出ても、再入場できます。
パンフレットは二人で行っても1枚しかもらえません。知らん顔して別々に通過すればもらえるかも。ほとんどスペイン語です。

LA ALHAMBRA と書いてある右が入口ですが、グループと個人に分かれています。
なぜか、グループの方に長い列ができていました。
この日は朝から雨で、結局午後遅くまで本降りでした!

ナスル朝宮殿の予約は午後1時だったので、先にヘネラリフェの方へ歩いていきます。
左手にアルハンブラ宮殿内の建物が見えます。

ヘネラリフェ庭園

こういった噴水があちこちにあって、水源は何?と思いました。
アルハンブラは丘の上にあるので、何らかのエネルギーを与えない限り、より高い位置に水源がないと水が来ないはずです。

宮殿のあたりは標高780mくらい ですが東側に800〜1000mの台地があり、そこの貯水池が水源という記事がありました。
この記事によれば、全長6Km、高低差20mの水路を作ったとなっています。
南東にあるシエラネバダの雪解け水が水源という記事も多くありましたが、水脈としては同じではないでしょうか。

敷地内に、水の塔に繋がる水道橋がありますが、ここまで来て貯水し、熊本にある通潤橋などと同じ原理(逆サイフォン)の閉じた管状の水路で噴水まで繋いでいるのではと思います。ただ、大規模な水道橋は現存していないので、貯水池からアルハンブラの丘までの水路も同じ形式ではなかったかと。
場所は忘れましたが、修復中?のレンガ造りの水路らしきものには蓋がありました。

日本では伏越(ふせこし)あるいは噴水管などと呼ぶそうですが、古人の技術は大したものです。

ヘネラリフェをぐるっと回って、アルハンブラ宮殿へ入ります。
糸杉が刈り込まれた「セカーノの散歩道」

サンタ・マリア・デ・ラ・アルハンブラ教会

カルロス5世宮殿、周りのイスラム建築と全く違うルネサンス様式

カルロス5世宮殿の内部

ナスル朝宮殿へ入るのを待っている人たちと、列に並んで!と追い返す係のおばさん
 

メスアールの間の木組みの天井

メスアールの中庭

コマレス宮のアラヤネスの中庭
晴れていれば、コマレスの塔が水面に映ってキレイなんだそうですが残念!

ライオンの中庭、言われないとライオンには見えないんですが … (カピバラ?)

建物内部の装飾は、壁も天井もすごいの一言です
 
 
 

繰り返しの文様はユニット化しているようですが、単にサンプルを展示してるだけ?
説明文には plaster とありますが、石膏と漆喰とどっちでしょうか?
  

宮殿中庭と水盤、雨の中きれいでした

Washington Irving がアルハンブラ物語を書いたという部屋があります
本は買いましたが、ちょっとしか読んでません

修復しているところの防護シートになぜか日本語が

雨の中、アルカサバから見た、ナスル朝宮殿入場待ちの行列

同じく、アルカサバから見たアルバイシン地区

アルハンブラについては旅行記が山ほどありますので、下手な説明はこの辺で …
歩き疲れて、雨も止んだので(雨でも行きますが)、ヌエバ広場のバルへ
 
カウンターのお兄さんが愛想が良くて、一緒に出てくるタパスもおいしかった

これはまた別のバルで、アンチョビの唐揚げ
 
アヒージョ

茄子の揚げ物+甘いソース

お昼もいったん外へ出たんですが、今日もビールばっかりの楽しい1日でした。
明日はコルドバへ
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