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Gardena 芝刈機 バックラッピング

投稿: 2024/09/07
2023/07/12の記事を再構成

2022年10月にGardenaの刈り幅330mm 芝刈機を購入しました。
キンボシやバロネスなど国産製品もありますが、刈り幅と価格で決めました。

リール刃の再研磨 (バックラッピング) は、キンボシでは必要な工具と研磨剤のセットを売っていて使い方の説明がありますが、Gardenaにはメンテ用品の販売はありません。

刃の切れが悪くなったわけではないですが、YouTubeの動画を参考に研磨剤だけ購入して実際にやってみました。

動画 (機材はGardena 400c) の中でも再々注意されていますが、
作業は危険が伴います。
このYouTuberは、8、9歳の頃に右手人差指の先を落とされたそうです。
リール刃を電動ドリルで回すので、子供の指なら簡単にカットされます。
自身の防護と、お子さんやペットが近づかないように十分ご注意ください。

以下は、上記動画内の情報とGardena公式サイトにある動画を参考に、実際にやってみたことです。

まず、ちょっと力が必要ですが、ハンドルを外します。
ハンドルを立てて内側に押し込むと外れます。
外さなくても作業はできますが、本体の取り回しが楽になります。

バックラッピングでリール刃を回すと車輪も回るので、車輪を浮かすように台をかまして芝刈機本体を置きます。

グレーのホイルキャップみたいなのを外すと車軸の端が見えるので、止め輪(ダルマ・クリップと言うらしいです)をラジオペンチなどで引き抜きます。
どこかへ飛んでいかないようにウエスなどを被せながらやると安心です。

ピンとワッシャを外して車輪を抜くとリール刃軸の小歯車が見えます。

小歯車を抜くとキーがあります。

軸の角度によってはキーが抜け落ちることがありますが、単なる板なので抜けてしまっても大丈夫です。

小歯車は左右の車輪にありますが、左右で形が違います。
両方とも抜くことはまず無いと思いますが、間違わないよう内側に刻印があります。
写真のものは R となっていますが、芝刈りの時に押す方向に見て右側です。

ラッピングする時はキーを入れて、21mmソケットのロングタイプ(深型)をはめて電ドルで回します。

ソケットだけでは回した時のブレが大きいので、内径14mm (リール刃軸の径)、外径21mmのリング (プラスチック) を作ってソケットに嵌めています。

コンパウンドは「バロネス ジェルコンパウンド ミニ 100g」(粒度220) を使いました。
ホルツのバルブ研磨剤 (粒度100〜120) なども使えるようですが、バロネスのは水性なので拭き取るのと刷毛などの洗浄が楽です、ちょっと高価ですが。

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刃に付いている芝草の汚れを落としておくのに、アルス刃物クリーナーがお勧めです。
剪定鋏や芝生バリカンなども作業後に刃面にスプレーして、10秒くらい置いてウエスで拭き取ると、刃についた樹脂が驚くほどきれいに取れます。
芝刈機は、作業後にウエスなどにスプレーして刃を拭いておきます。
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ラッピング作業:手袋必須!
電ドルを噛ませてリール刃を芝刈りとは逆方向に回転させながら、コンパウンドで研磨=ラッピングします。
逆方向に回すので、Back Lapping と言うようです。

まず、固定刃両側の調整ボルトをほんの少し締め込んで、電ドルでリール刃を回しながらコンパウンドを塗り付けるとジャリジャリという感じの音がします。
コンパウンドはリール刃に塗り付けておくより、幅2〜3センチの刷毛に含ませて回転中に全幅に往復させるといいと思います。
しばらく回すと音が軽くなるので、そのまま回転を続け、またコンパウンドを塗りつけるというのを2, 3回繰り返します。

コンパウンドを拭き取って、芝を刈る方向にリール刃を手で回してみて、固定刃に当たっている感触が無ければ完了です(コンパウンド分の隙間ができている?)

新聞紙や薄手のコピー用紙 (厚さ0.07mmくらいです) がスカッと切れるようになればOKです。

バロネスのコンパウンドはドロっとした液体なので刷毛に含ませやすく、また刷毛は水洗いでキレイになります。
チューブ入りのコンパウンドの場合はオリーブオイルなどで溶けばいいかと。

今までもそれなりに切れていましたが、芝生の上で押してみると芝を刈っている!といういい感じになりました。

ネットで見ていると手押し芝刈機の音がうるさいというのが結構たくさんありましたが、Gardenaは買った時から気になるような騒音(?)は無く静かです。
Gardenaサイトの動画ではラッピングの説明はありませんが、固定刃とリール刃は接触してはダメ、隙間 (最大0.1mm以下) を空けると説明しています。

ネットをを見ていると「コンパウンドを塗って芝刈機を押せばラッピングできる」というのがありましたが、これはバックラッピングではありません。
YouTube動画のなかに (機種は不明) 、リール刃軸についている小歯車 (またはキー) を左右入れ替えて押し歩くとバックラッピングができるというのがあり、ナルホド〜と思いました。

余計なお世話ですが、
だるまクリップのエッジ (たいがいバリあり) をヤスリで丸めておくと、戻すときに嵌めやすくなります。

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バミューダグラスを蒔く — その後

公開:2024/08/01
追記+写真:2024/08/23

バミューダグラス・リオを蒔きましたが、19日遅れ(!)で覆土したので発芽に時間がかかり、発芽率も相当悪くなりました。
播種から70日現在で、生え揃っているとは言えない状態です。

ただ、まばらに発芽した範囲ではそれなりに伸びてきているので、1週間に一度は22mmで刈っています。

予想通りに発芽しなかったのはすぐに覆土しなかったためと思いますが、ちょっと気になるのが、タネのパックに記載されている有効期限を約3ヶ月すぎて播種したことです。
アドバイスをもらっている専門家は気にしなくていいとのことでした。
ただ、残っているタネを適当なトレイに蒔いてちゃんと(!)覆土して観察しましたが、40日経過してもわずかしか発芽しませんでした。

ともかく、生え揃わない原因が何かは置いといて、試しに3平米用のパックを3個購入して追い蒔きをしました。
パックの有効期限は2025年4月となっています。

バミューダグラス・リオはコート種子で鮮やかな青色なので蒔いた跡が見易く、珪砂で覆土してローラーで転圧しました。
ローラーが入らないところは底の平らなサンダルでしっかり押さえています。

毎朝6時過ぎに全体に散水、追い蒔き部分のみ夕方に追加で散水します。

追い蒔きして翌々日くらいに、タネを覆っているコート材 (肥料と殺菌剤) が溶けてうっすらと青色が見えていました。

「発芽日数は適温下で7〜14日」となっていて、発芽の様子を見て残りのハゲハゲ範囲の追い蒔きをしようと考えています。
無事に、元気に、発芽してくれますように ….

追記:2024/08/23
生き残った(?)部分に追い蒔きしたのを合わせて芝生らしさが徐々に表れてきました。
芝刈機の刈り高は22mmです。

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バミューダグラスを蒔く

公開:2024/05/19
追記: 2024/06/09、2024/06/27

芝刈りを短期間に繰り返して冬芝(サツキワセ)をできる限り刈り込み、バミューダグラス・リオを蒔くことにしました。
一般のオーバーシーディングでは、冬芝を刈り込んで暖地芝の芽吹きを待つだけなので、春はタネを蒔く作業はありません。

平米あたり約20グラムのタネを、芝生の範囲を適当に区切って蒔きました。
タネを砂と混ぜて地面に落としてトンボなどで広げていくのが一般的なようで、昨秋にサツキワセを蒔いた時は珪砂と混ぜました。
ただ、あまりにも比重が違いすぎて均等に混ざらず、トンボで丁寧に広げたつもりでも発芽したら混み合ったところと寂しいところができてしまい、追い蒔きに手間がかかりました。

今回は冬芝が残っているのでトンボなどで広げるのが難しいと考え、以前にやったように穴を空けた百均のプラケースに必要な量を入れて振りかけるようにしました。
タネはコーティング
されているので、鮮やかな青色です。

蒔いた後はタネを地際に落とすように散水して、以後は雨模様でなければ毎朝早めに散水しています。
発芽に7〜14日かかるとのことで、芽が出るのが楽しみです。

冬芝(サツキワセ、1年草)は気温が上がってきて枯れたところが増えてきていますが、まだまだ元気で毎週芝刈りが必要です。

2024/06/09 追記
播種から3週間近く経過しても発芽が見えないので専門家に聞いてみると、覆土は必要ですよというアドバイスがありました。

「播種の時には、やはり砂、土は必要です。発芽して根を下ろそうとした時、宙に浮いて土がなく生育できない状態になります。薄く砂をまいて軽くならしてください」

サツキワセが残っているので播種の後は不織布などでの養生は必要ないと聞いていましたが、覆土も勝手に省略していました。
あちゃー!ということで、覆土として珪砂を全面に散布しました。

2024/06/27 追記:
播種して19日経過後に覆土したので手遅れかと半分諦めていましたが、3週間余りするとサツキワセとは違う細い葉があちこちに出ているのを発見しました。
雨が降らない限り毎朝散水していますが、緑の細い葉が徐々に増えてきて、なんとかなりそうです。
緑のサツキワセが残っているところは分かりにくかったんですが、よく見ると細い葉が出ていました。
専門家によると、今の状態で肥料をやるとサツキワセがなかなか消えないので、8月になったら液肥などをやればいいとのことでした。

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オーバーシーディング止めます

公開:2024/05/13

「オーバーシーディング止めます」と言っても、昨年秋に冬芝(サツキワセ)を蒔いただけで、暖地芝に切り替えるというのは未だやっていないので、ちょっと語弊があります。

冬の間、近隣のお家や大きな公園などで高麗芝(多分?)が茶色く枯れたように休眠しているのを見て、季節の移ろいを表してそれなりに風情があるな〜と思うようになりました。
オーバーシーディングはこれから体力的にも難しくなると思い、暖地芝(バミューダグラス)を蒔いたらそのまま越冬(休眠)させて、来春の芽吹きを待つことにしました。
以前からお世話になっている芝の専門家に話したら、それもいいですねと賛成されました。

サツキワセは3月下旬から旺盛な成長を見せ、ボーボーになってきて暑くなっても大丈夫そうに見えましたが、刈っていくとやはり枯れた部分が目立つようになりました。

4月中旬、刈って1週間の状態:

バミューダグラスの播種適期は下のようになっていたので、
このまま枯れるにまかせて9月ごろにバミューダグラスを蒔けばとも考えましたが、上記の専門家から
「秋蒔きは可能でも、断然、春蒔きの方が成功率が高い
とのアドバイスがあり、5月に蒔けるように
4月中旬から芝刈りの頻度を上げて丸坊主を保つようにしました。
刈り高は芝刈機の設定で12mmまで下げられますが、地面の凹凸によって土を噛んでしまうので、22mmにしています。

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オーバーシーディング タネ蒔き

公開:2023/10/10
追記、編集など:2023/10/22

残っている芝の刈込み、サッチング、整地など経てオーバーシーディング用のサツキワセ播種にかかりました。
ただ、うちの庭ではJターフIIの生き残り!?が部分的にあるだけで、今回の作業は本来のウインター・オーバーシーディング(=休眠に入る暖地型芝草を保護しつつ緑を保つ)とはちょっと違います。

狭い方 約14平米:
残った芝を抜いて整地したので、初めてタネ蒔きするのと同じです。

昨年10月にJターフIIを蒔いた時には、まずタネを蒔いて目土を被せてという一般的なやり方でした。

今回は専門家の助言に従って、1平米あたりのタネ量に対して10〜15倍くらいの珪砂を混ぜて蒔きます。
4リットルのペットボトルを使いましたが、タネと珪砂の比重差が大きく、いくら反転しても振り回しても均等には混ざらないので適当なところでやめます。

一度に14平米分を混ぜるのは多すぎるので5平米前後の区画に分け、ばらまいたものをサッチングレーキや手箒で均します。
タネが偏ったりしてなかなかうまく広がりませんが 、気長に頑張るのみです。

何とか広がったらローラーでしっかり転圧して、不織布をかけ、散水します。
散水後に、濡れた不織布を通してタネが見えるので大丈夫かと焦りましたが、不織布が覆土(目土など)の代わりになるので心配無用とのことでした。

タネ蒔き後1週間くらいで、ヒョロっとした若草色の芽があちこちに出てきてホッとしました。

広い方 約37平米:
こちらは酷暑の日光直射時間が少ないところに前の芝がそこそこ残っていて、全面が更地ではありません。(枯れて更地状態になっているのは1/3くらい)
芝が残っているところでは不織布がタネに密着しないのでどうなんかな〜と思っていましたが、
不織布が密着しなくても大丈夫です。
雨に叩かれて流れるのを防止するのが最大の目的です。
という専門家の助言をいただいたので安心して、地面が乾いていて風が無い日を見計らって14平米と同じ要領でタネを蒔きました。

初めてJターフIIを蒔いた時の手間は何だったのかと思います。

追い蒔き:
狭い方にタネを蒔いて10日ほどで不織布が押し上げられるほど育ってきたので、端っこをめくって見ると、タネが無い(蒔きかたがヘタ!)ところと発芽前のタネが残っているところが点在していました、アッチャ〜です。
不織布を外した後にアッチャ〜部分に追い蒔きをします。
追い蒔きは、タネが無いところはもちろんですが、未発芽のタネがあるところにも少し蒔いておきます。
発芽していないタネをよく観察すると、細長いタネの一端が地面に繋がっているような感じで、発芽が遅いだけなのかそこで力尽きた?のかは分かりません。

点在する追い蒔き部分に不織布をかけておくと水やりの時に安心ですが、ノズルを「キリ」にして優しく散水した方が時間はかかりますが、不織布の手間はいらないです。

水やり:
発芽までの2週間くらいは毎日朝夕水やりをして、不織布を外しました。
それ以降は、地表面が乾いたら水やりをするくらいで、深く根を張らせるよう過湿にならないように、水の量は撒いてスッと染み込むくらいでいいようです。

雑記:
ネット上のいろいろな記事では、「タネ蒔いて目土を被せて ….」というのばかりで、目土を入れないのは見当たらなかったですね。
以前にJターフIIを蒔いた時は目土がローラにくっ付いて剥がれ、転圧できなかったので目土が無いとやりやすいです。(目土の種類によると思いますが)

それにしてもいろいろなやり方があって、面白いというか奥深いというか芝生相手に模範解答は無いんでしょうね。

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オーバーシーディングの準備

公開:2023/10/06

一つ前の投稿の通り、「年じゅう緑」を目標にウインター・オーバーシーディングの準備にかかりました。

まず、エアレーションのためにローンパンチで穴を開けて目砂を入れる作業からで、キンボシの「芝生エアレーション ローンパンチ X4005」を購入しました。

100均のプラコップの底に穴を開けて左右のパンチに嵌めておくと、抜いた土のコアを受けるのに便利です。

道具が届いたからではないですが、芝生を諦めて花やハーブのスペースにと考えていた範囲(最初の芝生、約14平米)もキレイに(?!)枯れているので、広いほうと同じようにオーバーシードで「年じゅう緑」に挑戦することにしました。

ローンパンチの二つの穴の間隔は約30cmなので、半分ずらして穴を開け目砂で埋めますが、目砂にはスーパーグリーンフードを適量混ぜています。
穴を埋めるのには砂でも土でも何でもいいでしょうが、サラサラと流し込むには珪砂がいいと思います。

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目砂;
ローンパンチを埋める目砂として以前に買った除菌砂(サラサラでした)というのを使いましたが、残りが少ないのでコメリで同じパッケージのものを購入したら砂粒が大きくベッタリ湿ったものになっていて使えず。
同じところにあった5号珪砂(10Kgポリ袋入り)を買い直したんですが、保管状態が悪かったのか湿っていて使えず使用目的を説明したら返品できました。
困ったな〜と調べていたら、ちょっと離れたホームセンターに5号珪砂(25Kg紙袋入り)があり、サラサラでスーパーグリーンフードを混ぜても穴にうまく入りました。
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ということで、14平米のほうはほぼ全面枯れてフェスク種の一部が緑で残っているのを引っこ抜いて整地して凹凸を均し、ローンパンチをしました。
37平米の方は残っている芝生を徐々に短く刈り取ってからサッチングしてローンパンチをしましたが、天候の関係でタネ蒔きまで日にちがあるのでサッチングを繰り返しています。

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酷暑で芝生が枯れた!

公開:2023/09/12

梅雨明けからからとんでもない暑さとなり、連日35℃を超える日が続きました。

昨年10月にタネ(JターフII 3種混合)を蒔いた約14平米の範囲に7月初めごろから枯れた部分が目立つようになり、販売元に問い合わせてアドバイスをもらいましたが、3種のうちフェスク種の一部を残して8月下旬にはほぼ枯れてしまいました。

一方で、今年4月に同じタネを蒔いた約37平米の方は、桜の枝からの雨垂れでタネが流されたりしたところは地肌が見えていましたが、スプリンクラでの散水を欠かさず「ここは大丈夫そうやな」と思っていました。

ところが、ところが、8月中頃から直射日光を受ける時間が長い部分に枯れが広がってきました。
さらに、緑を保っていた桜の木の周り(枝葉の影になる)や建物に近いところにも枯れた部分がじわじわ広がってきて、
えらいこっちゃ!と焦りまくって芝生の専門家に来てもらって助言をいただきました。

結論として、水不足とかではなく今年の酷暑に負けているので、品種を変えないとダメですね〜ということ。
この地域で、この暑さで、
一年じゅう緑の品種は無いみたいです。
たまたま、冷夏と暖冬が続けば可能性はあるかもですが …

そこで、暑さには強いが冬は成長が止まって休眠する品種をベースにして、寒さに強い品種を秋に蒔いて交代させる「ウインター・オーバーシード」という作業で「年じゅう緑!」を実現しようということになりました。

助言により、暑さに強い暖地型のバミューダグラスをベースとして、オーバーシードには発芽・定着速度が極早(!)というライグラス系のサツキワセを選びました。
この組み合わせは種苗メーカのカタログにも載っていました。

バミューダグラスは冬に休眠しても春に芽を出す宿根草ですが、サツキワセは単年草なのでタイミングを合わせて毎年タネを蒔くことになります。
また、冬の間も、オーバーシードした芝の手入れが必要になります。

とりあえずは、冬の芝草を撒く前の準備としてエアレーションのため、ローンパンチで穴を開けて目砂を入れていく作業を始めます。

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電動ポンプ〜スプリンクラ

公開:2023/06/07
追記:2023/06/11、06/24
追記:2023/07/03 動作不良で交換

雨水タンクに電動ポンプを取付けて庭の散水に使っていましたが、芝生が広くなったので GARDENAのAquaZoom S というスプリンクラを購入しました。


散水範囲は給水圧力により図のようになっています。

芝生は、横約10mですがポンプの吐出圧が公称 40psi (約0.28MPa = 約2.8bar)なので何とかカバーできるやろうと想定していましたが、6m余りしか広がらずとても足りません‼️
スプリンクラの位置を縦にしたり横にしたり、いろいろやってみましたがダメでした。

そこで、ポンプの吐出圧が能書通りに出ているのかと疑って、手元にあった圧力計を繋いでみるとスプリンクラ直前で0.16〜0.17MPa(24psi前後)しか出ていません。
ポンプの販売者に問い合わせて圧力調整の方法を教えてもらって( “てにをは” がメチャクチャで意味が取れない返事が来たので英語で書いたらなぜかマシな日本語が来ました)、吐出側を遮断した時に0.3MPa (43psi) 出るようになりましたが、スプリンクラを開くと 0.2MPa 弱であまり変わりません。

ポンプの最高圧力だけを見て、これなら楽勝!と思っていたわけで、はるか昔に流体力学(当時は水力学という科目でしたが)を勉強したことをおぼろげながら思い出して、ポンプとしては正常に動作していて送水時(=大気解放)に圧力が下がるのは問題ない(当然下がる!)ということを理解しました。

本格的なポンプはガーデニングに使うにはオーバースペックで、スプリンクラの位置をずらして2回散水するしかないかな〜と諦めていました。
あるいは、井戸用の水中ポンプをタンクの中へ入れるか?

しかし、つらつら考えているうちに、スプリンクラからの水は放物線を描いて飛んでいくので、スプリンクラを高いところに置けばより遠くまで届くんちゃうん!と。
もちろん、上げるとわずかとはいえ圧は下がるので、取り扱いを考えて1m くらいと思いますが。

誰も考えは一緒なのか、GARDENA のサイトにスプリンクラ用三脚がありました。
ただ、高さが最大50cmしか無くスプリンクラに近い価格で、三脚でなくても何か作ろうと考えました。

追記:スプリンクラの台
手元にあったアルミチャンネルとジュラコンの端材を使って、台を作りました。

傾いているように見えますが、水平です!

芝生は横約10m奥行約5mの長方形ですが、ほぼ中央に桜の木がありお隣との境を背にして馬蹄形に根元を囲って、ここには芝生はありません。
単純に描くとこのような形です。

芝生の縦横のほぼ中央にスプリンクラが来るように、この囲いの頂点(?)にパイプを打ち込んで地面から90cmくらいの高さに台を載せています。
スプリンクラの固定はGARDENAの三脚を参考に、本体の2本のパイプがカチャンと嵌まるようにジュラコンで作ってあります。

散水範囲は広がりましたが期待したほどにはならず、あとチョットいうところです。

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追記:
アマゾンのレビューは最後まで読んでみるもんだ!
このスプリンクラを購入する前にレビューを見た時は新しい順に見て日本からが10件くらいで、あとはカナダなど外国からのものだったのでそれ以上は見ませんでした。
雨で外の作業をしないときに、<全てのレビューを見る>をクリックして日本からのレビューをずっと見てみると数画面分あり、最後のほうに、止水弁手前の部品を外すと散水距離が伸びるという書き込みがありました。
いくつかのノズルを爪楊枝を刺して塞ぐと遠くまで届く!というのもありました。
爪楊枝はちょっとな〜と思い、部品を外すというのをやってみるとホントに散水範囲が広がり、芝生全面をカバーできるようになりました。

外してしまうとスプリンクラに付いている止水弁が機能しなくなるので、この部品の穴を止水弁の穴と同じ大きさ(縦約9mm、横約7.5mm)に機械加工して取り付けました。

元々の穴は上の赤色のような細長いもので、これでは絞りすぎやろと思えます。
ゴム質の樹脂でスカッとカットできなかったので、断面は少し汚いです。
取り外した時と同じように散水距離も伸びて、止水弁も元通り機能しています。
YouTubeで検索したら、ノズルのところをバラしたりこの部品に丸い穴を開けてる人がいましたが、ドイツ語で詳しいことは不明です。
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なお、芝生の上の白いのは桜の枝からの雨垂れで地面が掘れるのを防ぐための不織布です。
タネを蒔いて2週間くらいに大雨があり、雨垂れで何ヶ所も目土が掘れてタネが流され酷いことになってまったく予想していなかったので、びっくり・ガックリ!
タネを撒き直して目土を入れたところの保護のために不織布を展張しています。
これから梅雨で雨が多くなりますが、芝生も根を張ってきたので天気予報を見て時間雨量が5ミリ以上でなければ無くてもいいかなと思っています。

追記:動作不良で交換
問題なく動いていましたが、左右の首振りの片側が調節レバーを最大にすると反転しなくなりました。
レバーを少し戻すと動き出すんですが、それでは散水範囲が狭くなってしまいます。

GARDENAは5年保証になっているので不具合としてアマゾンで手続きしようとしましたが、手間がかかりました。
販売元がメーカや代理店なら商品の画面から販売元へ連絡できます。
アマゾンが販売元の場合は30日以内の返品・交換は注文履歴の<商品の返品>ボタンから手続きができます。
ところが30日を過ぎると<商品の返品>ボタンは消えているので、焦ります。

この場合、商品画面などの一番下の右の方に出てくる<ヘルプ&ガイド>の<お客様サポート>ボタン(MacOS-Safariの場合)をクリックすると最近の注文がいくつか出てきます。
手続きしたいものを選択して、画面に従ってチャットでやり取りできます。
ご存じの方なら何でもないのでしょうが、これが分かるまでだいぶ時間がかかりました。
最終的に、交換品が即日発送されました。

不具合品の交換のしようがないというレビューの書き込みがあったので、参考になれば幸いです。

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庭に芝生〜種蒔き

公開:2023/04/23
追記:2023/05/12

暗渠排水パイプで排水改善した庭の一部約40平米にJ.ターフ2 (タキイ種苗)を蒔こうと頑張りました。昨年タネを蒔いた範囲と同じものです。

整地:
昨年のタネ蒔き範囲はまだ芝の密度が低いですが、離れて見るとそれらしくなっています。
ただ、しっかり転圧せずにフカフカの状態でタネを蒔いたので、発芽後に踏み込んだところがデコボコでタネ蒔きも均等にならずまだらで、ツッコミどころ満載で修正中です。

これらの教訓(?)を生かして、今回は下地の整地から時間をかけました。

芝生にしたい範囲は庭木の根元などを除くと約37平米ですが、芝生の下地として真砂土と砂を1:3に混ぜて散布します。以降、これを床土と呼びます。
真砂土には大きめの砂利も混じっているので、混ぜる前にフルイにかけます。

大まかに言って、
 > 目で見て低いところに床土を投入
 > トンボで大まかに均す
 > ローラで転圧
 > トンボで高いところを掻き取る
 > 低いところに床土を広げる
という一連の作業を繰り返して、暗渠排水パイプを埋めた側へ勾配が付くように地面の凹凸や傾斜を均していきます。

ところが、トンボ(幅90cm)では幅以上の大きな(緩やかな)へこみが均せないのと、どうしても両端で高いところを削ってしまいます。
突張棒のパーツで直径3cmの丸パイプがあったので、両端にベアリングを仕込んで中に乾燥した砂を詰め込みミニ転圧ローラとでもいうものを作りました。
長さ160cm重さ2.5Kgで、ベアリングの内輪に打ち込んだアルミ丸棒にロープを付けて引っ張ります。

床土を投入して大まかにトンボで均したあと、このローラを転がしながら床土の散布具合を修正して転圧ローラを掛けるようにしました。
今のところ引っ張るだけなので、転圧ローラみたいに前後に動かせるようにしようと考えています。
床土は厚めに入れて転圧し、盛り上がった部分を周囲に合わせてトンボで削ります。
整地したところは踏み込んでも靴跡が少し残る程度で、沈むことはありません。

真砂土1袋と砂3袋をワンセットにして(合計80Kg)、12セットくらい(1トン近く)を投入しました。

余談ですが、アクセラに2セット=160Kg積むと後輪がけっこう沈みます!
ワゴンタイプ乗用車の積載量というのは明示されていませんが、乗車定員5名で法規上は1名55Kgなので、2名乗車なら残り3名分165Kgは積めるだろうと判断しました。
マツダのサービスの人と話しましたが、そういう計算しかないですねと笑っておられました。
一人55Kgの計算なら、輸出するのはどうなってるんでしょう?
何度もギリギリまで積みましたが、今のところ車に異常はありません。

この範囲は真ん中に桜の太い根っこが浮き出ていて、芝刈機を押すイメージでゆるやかな傾斜で根っこを覆うように床土を被せます。
根っこが地下深くに潜らず地面に露出しているのは地下の粘土層のせいかと思います。
反対側にあるトチの根っこも同じように露出しています。

雨降りなどで間断しましたが、正味10日くらいかけて凸凹の無いように整地完了。
水素イオン指数(pH、ペーハー)は何ヶ所かで測って6.5前後でOKと言えます。

タネ蒔き:
タネを蒔いて目土をかぶせて転圧し、肥料を散布して散水するというのが何を見ても書いてある標準の手順です。

芝生のタネはとても細かく、平均にばらまくのはとても難しいです。
 細かい砂に混ぜてばらまくとか、
レーキなどで作った溝に入れるなどいろんな情報があります。
最初に芝生にした範囲は手で適当にばらまいたので濃い薄いがひどく、修正に手間がかかっています。

タネや肥料散布にGARDENAのハンドスプレッダを買ってありました。
肥料などを入れてハンドルを回すと前面から散布し、投入した量が無くなるまで均等に回し続ければ思いのほかうまく散布してくれます。
均等に回し続けるというのがミソで、
いったん止めると、次に回し始めたときにドサっと出るので残念ながら使っていません。

そこで、タネや目土、肥料を思った範囲に必要量を散布するにはどうするかと考えて、以下の方法でタネ蒔き作業を完了しました。
あくまでも元機械屋の自己流で時間がかかりますが、最初に芝生にした場所での経験・失敗を参考にしています。

(1) タネを蒔く
タネは砂などと混ぜずに、タネだけを蒔きます。
百均で蓋付きのケースを買って、簡単なNCプログラムを作って底面の端の方へドリルで20数個の穴を開けます。
穴径は2.5mmからいろいろ試して、いくつかを5mmにしました。
電ドルで多数の穴を開けるのは大変なので、他のケースも穴の数などプログラムを変えて加工しています。

タネは400グラムで10平米蒔けますとなっているので、40グラムをケースに入れます。
蒔きたい場所を1平米に区切り、ケースを振ってタネを蒔きます。
蒔きながら分かったんですが、1平米40グラムというのはけっこう高密度で、昨年のタネ蒔き範囲ではもともと少なすぎたんですね。

(2) 目土を被せる
底面の半分くらいに穴を開けたケース(蓋無し)で目土をすくい、デコボコにならずタネに十分被るように振りかけます。
目土が落ちる時にタネが弾かれて跳ね上がるので、気を付けて目土を入れます。
目土(14リットル)の袋には、「1袋で1平米あたり1.4cm厚さになります」という説明がありますが、丁寧に撒いて2平米で1袋がほぼ空になるので、7mm前後はかぶっていると思います。

フルイも使ってみたんですが網の目サイズが合わず、目土をすくって少し動かすとザーッと落ちてしまいます。

タネ蒔き・目土入れが完了したら転圧するというのが一般的でタネの袋にも書いてありましたが、転圧ローラを入れると目土がローラにくっついて剥がれます。
散水しても変わらず、種蒔き後の転圧は必須ではないようなのでしていません。

(3) 肥料
スーパーグリーンフード(SGF)を使っています。
ゴルフ場のグリーンでは1平米あたり30〜50グラムということなので、上と同じように穴開きケース(蓋付き)を作って撒きます。

SGFは粒子が非常に細かく、風の強い日は止めたほうがいいです。
臭いが強いので、街中ではまわりのお家から文句が出るかもしれません。

1平米を区切ってタネを蒔き目土をかけ肥料を散布 … 37回繰り返して完了です。

最後に全体に散水しますが、目土が飛んでタネが露出すると発芽しないので、優しく!たっぷり!

タネを蒔いた範囲にできるだけ踏み込まないように、こんな長いノズルがあります。
グリーンライフ 散水ノズル N-156D10S

最も伸ばした状態で手元からノズルまで約140cm、水流は手元でオンオフできます。
散水には雨水タンクの水をポンプで送っていますが、洗車にも便利です。

種蒔きから数日して土砂降りの雨があり心配していましたが、10日くらいで芽が出てきました。まだ1.5cmくらいです。

追記:
先日、時間10ミリくらいの大雨があり、花が終わって若葉が多くなった桜の枝からの雨垂れで目土が掘れてタネが流されているところが10数ヶ所できました。
タネをきなおして目土をやり直したんですが、芝が密生するまでは本降りになりそうな時は防草シートを広げることにしました。

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三脚の脚立

公開:2023/04/13

以前から桜の木の枝に写真のような灰緑色の苔?が付いていましたが、先日、取ったほうがいいのではとお隣さんに指摘されました。

調べてみるとうめのきごけ(梅の木苔)と言うらしく、Weblioによると;
 – 必要な水分や養分は空気中から取り入れている
 – 特に二酸化硫黄濃度に敏感で、大気汚染が進むと生育できない
 – そのため大気汚染の指標植物にもされている

とのことで樹木に害があるものではなさそうですが、見かけが悪いです。
庭木の剪定をお願いしているプロに聞いてみたら、取るなら樹皮にダメージを与えないようにとのことで、柔らかいワイヤブラシで優しく擦り落としました。

前オーナーの置き土産の高さ180cmくらいの普通の脚立を使って届く範囲はできましたが、高いところにもあり、お隣さんが持っておられた三脚の脚立をお借りしました。
この三脚はてっぺんまで10段で高さ約3m、10尺と呼ぶそうです。
8段目に「これ以上登るな」とラベルが貼ってあり、そこまで行くと目線が4mを超えると思います。
高いところはダメなんでそこまでは登れませんが、桜の枝に掴まりながらほとんど取れました。

引越しからほぼ1年経って外構などは目処がついてきましたが、樹木の手入れにはやはり高い脚立が必要だなと実感しました。

裏庭にはスモモ、さくらんぼ、柿などの樹木があり、適当な時期に剪定が必要です。
傾斜地なので普通の四脚の脚立では危険というより必要な位置に立てられません。
また、実がなるころには防鳥ネットを張っておかなければなりません。
(引っ越してきて防鳥ネットなるものを初めて知りました)

お隣さんには、いつでも使っていいよと言っていただいてますが、自前のものを持っていれば常時使えるのと年中必要なものなので購入することにしました。

購入するにあたり植木屋さんのブログを参考にしました。
普通の三脚は一本足の長さが調整できますが、三脚の全てが調整可能というすごいのもありました。
法人だけとか営業所止めで自宅まで配送しない販売元もあり、仕様と価格からシンセイという日本のメーカに決めました。

Amazonで注文しましたが、予定よりとても早く2日で配送されました。

ただ、このメーカの上記ブログの説明には現物との食い違いがあり、「伸縮ピンがワンタッチで簡単」では無く、貫通タイプでした。
ワンタッチならピンを引き上げて一本足をずらしていくだけで次の穴へカチっと嵌るので調整するのが楽です。
多分、ブログを書かれた(2016年?)以降にメーカ側の変更があったものと思われます。
本職の植木屋さんのように頻繁に調節することもないかなとは思いますが、残念でした。

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雨水タンク〜電動ポンプ

公開:2023/03/30
タンク増設:2023/04/26

引っ越した家には前オーナーが設置した雨水タンクがありました。

イギリス・ハーコスター社製ウォーターストレージですが、将来的に芝生や菜園などの散水に使えるよう昨年同じものを購入しました。

雨樋の途中をカットして流れ落ちる雨水を取り込みますが、容量227リットルなので満タンになると合わせて約450リットルの雨水を貯めることができます。
右側が新しいタンクですが、
後ろ側にある接続口で2本を繋いでいます。
別メーカの容量の大きいのも考えましたが、水位を合わせるために同じものにしました。

このタンクには複数台を上部で繋ぐオプションパーツ(オーバーフローキット)がありますが、雨樋につながっている方のタンクが一杯にならないと次のタンクへ水が入りません。
メーカーの説明では、最初のタンクが沈殿槽となって次のタンクの水が比較的キレイになるとのことですが、片方づつしか使えなくなります。

貯まった雨水は植木の水やりなどに使っていますが、圧力がかかっていないので散水には使えず何とかしたいと考えていました。
YouTubeで「雨水タンク ポンプ」と検索するとそのものズバリの投稿があり、購入したのが写真のポンプです。
Amazonで Amarine-made 給水排水ポンプ で検索すると各種出てきますが、購入したのは吐出圧が40psiのタイプで、とてもしっかりした作りです。
(写真が撮れなかったので販売店サイトのをお借りしました)

ホース継手が2種類付属されていてフィルタも付いています。
電源スイッチが無く、コンセントに差し込むと起動しますが、プラグ
がグラウンド付きの3ピンなのでコンセントによっては変換プラグが必要です。
取扱説明書は英語のみで、流れの方向(矢印マークあり)を間違わなければ問題ありませんが、ホース口径が大きいので注意です。

付属のホース継手が19mmで、散水に使っているホースリールに繋ぐには15mmにしなければなりません。
拝見したYouTubeでは異径ホースコネクタみたいなのを使われていましたが、ホースを途中で15 mmに落とすのに図のようなアイデアを思い付きました。


適当な長さの18×22透明ホースをポンプの継手にねじ込んで、ホースバンドで固定します。
ホースリールからの15×18のホースの端に外径15mmのアルミパイプを押し込んでおいて18×22のホースに押し込み、ホースバンドでしっかり締めます。
異径ホースコネクタと違ってホースバンドが1個ですみます。

建物周りの犬走りに緑や青のホースでは目立ちすぎる=カッコ悪いというのが透明ホースにした大きな理由ですが、この方法がうまくいった
のは比較的柔らかい透明ホースだからかも知れません。
一般の耐圧ホースとは寸法規格が少し違うみたいです。
ホームセンタで購入した透明ホースには使用圧力が明示されておらず、TRUSCOなどの商品情報からすると0.25〜0.3MPa程度と思われます。
ポンプの吐出圧は40psi(0.28MPa)なので微妙なところですが、常に圧力がかかっているわけではないのでOK?
膨らんでくるようなことがあれば透明な耐圧ホースに替えます。
一般に、散水用などとして売っているホースは耐圧が0.7MPaくらいです。

庭に置いているホースリールの給水側コネクタと同じものを付けて、差し替えると雨水タンク〜ポンプ〜ホースリールのラインで雨水が使えて、水道給水と変わらない散水ができています。

散水ノズルの放水/停止でポンプも自動で起動・停止します。
作業終了後は電源プラグを抜き、吐出側の残圧も抜くようにしています。

ポンプ本体は基礎の角に棚を作って載せ、雨除けのカバーを考え中です。
左側の透明ホースが雨水タンクから、右が吐出側です。
作動音も気にならないレベルで、気に入っています。

タンク増設:
庭の芝生が増える見込みなので、タンクを追加しました。
三つが満タンになれば680リットルの雨水を確保できます。
既設の二つからは蛇口からジョーロやバケツに水を取り出すように、右端の新しいタンクはポンプへ繋いでいます。

新しいタンクを設置する前に既設のタンクを洗浄しましたが、最初のタンクは約1年使っていて底に泥のような汚れ・藻・枯葉などが溜まっていました。
2番目のタンクは約9ヶ月で、だいぶ少ないとはいえ同じような汚れがありました。

雨樋から雨水を受ける部分はザルみたいなのが入っていますが、無いよりマシ程度です。

これでは心許ないので、台所用水切りネット(100均!)を二重にしてかぶせました

タンクはドレン抜きが無く蛇口から下には水が残るので(20リットル?)、洗浄は重くて面倒です。
水切りネットを雨降り毎に交換すれば、水質は改善されるだろうと期待しています。

なお、タンクに付属する蛇口は先端がホースジョイントのニップルになっているのを、付け替える部品を買ってから気が付きました。
思い込みの恐ろしさ!

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庭に芝生〜暗渠排水パイプで排水改善

公開:2023/03/24
追記:2023/04/08

庭に芝生を張ろうと考えて、手始めに昨年10月に建物に近い13平米くらいを10数センチ掘り返して篩(フルイ)で石を除き、目土を入れて芝生のタネを蒔き順調に発芽しました。
ホームセンタで売られている30cm角の芝生シートを敷くのが楽ですが、費用が格段に違うのと自分で植えたという達成感があるのでタネ蒔きにしました。
シートで売っているのはほとんど高麗芝のようです。
どちらにしても土地の下準備の手間は変わりませんが、タネから芽を出してくれるまでの1週間くらいはドキドキでした。

タネはタキイの「J.ターフ2」(400g)を購入。
寒地型西洋芝3種混合(ケンタッキーブルーグラス、クリーピングレッドフェスク、ペレニアルライグラス)で、この冬の約20cmの積雪2回をくぐりぬけて春先まで緑を保ってくれました。
ただ、撒き方が雑だったのか生え方の濃い薄いがあり、追い撒きをする予定です。
この場所では土の質には特に問題無く、前オーナーが無計画に植えた香草や雑草類を取り除くのに手間取った程度でした。

同じタネを庭の別のエリア(約40平方メートル)にと思いましたが、こちらは雨降りの後はアプローチ沿いに水溜りになってしまいます。
どこを掘っても30〜40cmぐらいで粘土層に当たり、全く水が通りません。
ご近所の方に聞いても、粘土層の深さに差があるものの雨上がりの水捌けの悪さに難儀しておられるようです。
溝を掘って砂を入れたりしてみましたが、粘土層を掘り抜けないので効果無しでした。

水捌けが悪いと芝は育ちません。
うまくいった場所はたまたま粘土層が深かったのか??

根本的には、浸み込んで粘土層で止まっている雨水をどこかへ排出しないとどうにもならないので、調べてみると暗渠排水パイプというものがありました。
電線保護のコルゲート管と似た形ですが、写真のように穴が開いています。
トヨドレンダブル有孔管TDW50

これを地中へ埋め込んで雨水枡や排水路へ接続すると、地面に浸み込んでくる雨水を排水できるというものです。
ホームセンタ(コメリ)で内径50mmのTDW50(4m)が在庫にあり2本購入、接続ソケットがそれぞれ一方の端に付いていました。
4mを2本つないで使いましたが、2本目の端のソケットが外れず結局ニッパで切りましたが、もっと力を入れて引っ張ればいいのか?
エンドキャップは塩ビ管の50のがぴったりでした。

埋め込み方法はネットでいろいろ出ていますが、簡単に言うと;
 - 水勾配(1/100〜2/100)をつけて溝を掘る
 - パイプを入れて、砂利やバラスで埋める
 - 溝を掘った土を戻す
ということですが、実際にしたのは;
 - 溝底に溝幅の2倍余りの不織布を敷く
 - 不織布で二重に巻いたパイプを入れる
 - 砂利やバラスなどでパイプを覆う
 - 不織布を閉じて、掘った土で埋め戻す

下図のような要領で埋めましたが、溝の深さは排水する終点(雨水枡など)を最下点として排水パイプの端っこが水勾配の量だけ上がるように、例えば、パイプ長さ4mなら端っこが4〜8cm程度高くなるようにします。
逆勾配(パイプの端っこの方が低い)になると意味がないですが、内径以内の高低差なら問題無いのではと思います。

まず、雨水枡同士を繋いでいる塩ビ管を終点とするため掘り出します。

塩ビ管を最下点として水勾配を考えて、パイプを入れる溝を掘ります。

溝ができたら塩ビ管に60mmnホールソーで穴を開けます。
Amazonで買ったブレブレのホールソーでしたが何とかできました。

排水パイプに不織布を二重に巻いて溝に入れ、塩ビ管に開けた穴にねじ込みます。
砂利やバラスの代わりに、掘った土をフルイにかけて残った小石を使っています。

透水シートを使うのが本来のようですが、高価で通販では送料が半端ないです。
育苗シートなどの名前の不織布を使っているブログやYouTubeがいくつも見られたので、引っ張っても簡単に破れないのを確認して使いました。

最後に、土を埋め戻して転圧します。

全体の表面排水が排水パイプを埋めた方へ流れるように勾配を作るため、芝生の下地として真砂土と砂を1:3に混ぜたもので整地します。

翌日にけっこう雨が降りましたが、雨が止んで雨樋からの水が無くなった後でも雨水枡に流れ込む水が少しですが続いていました。
ただ、雨樋からと違って土の中を通った水なので、長い期間には雨水枡の底に泥が溜まるかもと思います。

追記:
上の作業は門から玄関までのアプローチ沿いに排水パイプを設置したんですが、アプローチの反対側にも同じように暗渠排水パイプを埋め込んで、こちらは雨水枡に直接繋ぐことができました。
夜から朝にかけて強い雨が降ったので、雨水枡の蓋を開けて見るとしっかり水が出ています。

大雨の時にはアプローチ両側が細長い池状になってなかなか水が引かなかったんですが、排水パイプ設置後は雨が止むと1時間くらいで池は消えます。

排水の問題が解決したので、この範囲を整地して芝生のタネを撒こうと計画しています。

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TimeMachine と SuperDuper!(追記あり)

公開:2022/08/01
追記:2022/08/10

ひとつ前の投稿でMacBookProのディスプレイを交換した経緯をアップしましたが、修理から戻ってきた本体はOSの再インストールをしていたので、中身は空っぽです。

以前から、バックアップは TimeMachine と SuperDuper! で取っています。
TimeMachineはWiFiルータ(AirMac Extreme)にUSB接続した外付HDDに自動でバックアップを取ってくれます。
SuperDuper! はほぼ3週間毎と、今回のように修理に出す時などに別の外付SSDに手動でバックアップしています。
SuperDuper! は外付ドライブ上に全く同じシステムを作るため起動ディスクとしても使えるもので、同じようなソフトにCCC(Carbon Copy Cloner)というのがあります。

帰ってきたMacBookProにデータを戻すために TimeMachine を使ったんですが、直結しないでルータに繋いだままデータを戻したので、なんと10時間くらいかかりました。
その上、iCloudの設定が元に戻らなかったりマウスを認識しなくなったり、何のためのバックアップ?というイライラする状態でした。
詳しいことは忘れましたが、ずっと前にOSのクリーンインストールをした時も何か手こずった覚えがあります。

いろいろやっても埒が明かないのでOSのクリーンインストールをして、SuperDuper! のバックアップから復元すると30分余りで終了しました。
所要時間はWiFi経由HDDとUSB-C直結SSDの違いを見なければ不公平ですが、復元終了から再起動して全く前の状態に戻っているのには感激しました。
SuperDuper!でも、iCloudの設定はアップルのセキュリティが厳しいので入力が必要でしたが、画面指示通りにやれば簡単にできました。

今後は、SuperDuper!の手動バックアップの頻度を上げて、TmeMachineは古いファイルなどを探し出せるので保険にしておきます。

2022/8/10 追記:
SuperDuper!のバックアップから復元した後は普通に使えていましたが、カレンダーの、あるはずのイベントを検索しても「結果なし」になることに気が付いて調べてみました。
Spotlightで検索するとカレンダー内のイベントもヒットするんですが、カレンダー内の検索では「結果なし」になるという変な状況でした。

結局、Spotlightのインデックス再構築(例えばここ)で解決しましたが、MacOSの検索機能は信頼できないというかアテにならないなという違和感(!?)を以前から持っています。

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MacBookPro キーボードバックライト

公開:2022/08/01

つい最近、暗い部屋でMacBookProを立ち上げたときに、キーボードのバックライトが点灯していないのに気が付きました。
ディスプレイの輝度調整が働いていないなとは以前から思っていましたが、ずっと明るい部屋で使っていたのでキーボードのほうはいつからなのか分かりません。
OSはMonterey 12.5 です。

ネットでいろいろ調べても分からず、最後の手段?!のアップルサポートへ …
(購入時にAppleCare+に入っているので保証期間中)
以前にもサポート依頼をしたことがあるんですが、電話がかかってくるのが早いです。

サポートから画面共有でいろいろチェックしてもらいましたが、キーボードとディスプレイのシステム環境設定で輝度の調整というチェックポイントが表示されていませんでした。
正常なら下のように表示されるはずなのが、それぞれ無くなっていました。



ハードウエアチェックでは異常は検出されませんでしたが、サポートの見解ではカメラの横の環境光センサに何らかの問題があるのではということで、カメラのキタムラ(アップル正規サービスプロバイダ)の予約を取ってもらい持込みました。

持込み後に、OS再インストールしても良いかとの電話がありOKしましたが、「直らないのでアップルへ送る」ということになりました。
持込んだのが木曜日午後だったので、アップルへ送るなら戻ってくるのは早くても来週半ばかなと思っていたら「修理完了です」との電話が日曜日にあり、すぐに取りに行きました。

結局、環境光センサが問題だったんですが、単体では交換できないのでディスプレイごと交換となり、「アップルへ送る」というのは「アップルから部品を送ってくる」ということだったようです。
環境光センサを手で遮ってみると、ディスプレイやキーボードのバックライトが暗くなるようになりました、当たり前ですが …

AppleCare+ (当時の価格 税込¥28,380、保証を2年延長)が無かったら;
 部品代金 ¥55,792
 技術料金 ¥18,000
合計 ¥73,792という恐ろしいことになるところでした。

現在のAppleCare+は料金や申込み条件が変わっています。

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引越

公開:2022/07/16

4月に琵琶湖近くの戸建てに引越しましたが、年初から不動産売買などと共に引越やその準備に忙しく、ブログを更新できずにいました。

やっと落ち着いてきたので、田舎暮らし(!?)とガーデニングのDIYなどについてボチボチ投稿していきます。

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Windows ラップトップ クラムシェル

公開:2022/01/04

昨年、ラップトップにモバイルディスプレイを付けるというのを投稿しましたが、Windowsのラップトップでもディスプレイを閉じて使えるのに気が付いて、省スペースに改善(?)してみました。
MacBookではクラムシェルモードと呼んでいて、Windowsは特に名称は無いようですが同じようにできました。

ディスプレイを閉じてもスリープしないようにして、入力には外付けキーボードを使います。

前に使っていたデスクトップのフルサイズキーボード(Dell、PS/2)があったので、写真のようなUSBへの変換ケーブルを購入しました。(写真はAmazonのページから)
この変換ケーブルではPS/2の機能を全て再現することができないようですが、通常の入力ができればいいので使えました。

ただ、立ち上げ直後にNumLockボタンを押し直さないとテンキー部分で数字が入らないので、後日USB接続のフルキーボードに交換しました。
キーボードがダメなのかこの安い(!)変換ケーブルがダメなのかは不明です。

ラップトップは画面とキーボードの位置関係が固定されますが、外付けキーボードは好きに動かせるので使いやすいです。
WindowsXPのころのデスクトップの使い勝手が戻りました。

シャットダウンは画面から、起動は電源アダプタのONです
電源アダプタを繋いだまま使うのはバッテリに良くないという話もあるので、充電完了になれば電源アダプタを切っておきます。
使用中に切っても大丈夫です。(スイッチ付きコンセントを使用)

クラムシェル化(!)の具体的な手順は次の通り;[ dynaBook B55/B ] での設定です

(1) ディスプレイを閉じてもスリープしないようにする
設定 ➡️ システム ➡️ 電源とスリープ ➡️ 電源の追加設定

   ➡️ カバーを閉じたときの動作の選択

「バッテリ駆動」、「電源に接続」共に「何もしない」を選択。
これでディスプレイを閉じてもスリープしません。

(2) ディスプレイを閉じていても起動できるようにする
  ➡️ パネルオープン パワーオン
    パネルオープン パワーオン を無効に 
    電源接続パワーオン を有効に 
これで、電源アダプタをONすると起動するようになります。

ネットで見ていると(たぶん他の機種)、BIOSの設定を変える説明がありましたが、dynabookでは上のように簡単に設定できました。
それにしてもこれらの説明の中でディスプレイ、カバー、パネルと、同じものを指すのに言葉がバラバラなのは困りますね。

モバイルディスプレイを壁に貼り付けて、

ラップトップ本体は机の横にアルミの廃材でとりあえず付けています。

このラップトップ(ビジネスモデルのリースバック)はよほどUSBを酷使していたのか、ケーブルが引っ張られただけで接触不良になることがあり、何度かパニックになりました。
ケーブルの整理がまだですが、完成です。
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タイヤ空気圧、エアコンプレッサ

公開:2021/11/24
追記・修正:2021/12/03

最近の車はセンサと制御ソフトのおかげで運転者が車のメンテに気を使うことが少なくなってきていますが、タイヤ空気圧は月に一度ぐらい、および遠出する前にチェック・調整します。

自分が車に乗るようになってからエアゲージ(圧力計)は何個も使ってみました。
例えば;

目盛棒が飛び出してくるタイプは案外正確です。
ただ、どのタイプでもタイヤバルブに押し付ける部分は同じで、押し付ける角度が微妙にズレるのかピタッと決まらずにエア漏れしてやり直すことが多いです。(単に不器用!?)

エアが減っていれば、当たり前ですが、コンプレッサで補充します。
写真のコンプレッサは20年近く前に買った エマーソン EM-106 というものです。
それなりの音がしますが、低音なので周りに気を使わずにすみます。

現行のモデル(EM-240)を見る機会がありましたが、見かけは同じですがモータが一回り小さくなりピストンは黒い樹脂製でした。

スイッチを入れた時に一瞬起動が遅れるようなことがあったので、吸気側のカバーを開けてみると写真のような構造でした。


モータ軸にクランクが付いてピストンが連結されていますが、ピストンとコネクティングロッドが一体物で、手で回してみるとモータ回転に従ってピストンが上下すると同時に左右へ傾きます。

こんな構造で回転して圧縮できるのが不思議ですが、調べてみると揺動ピストン型という図のような構造でした。
(この図はアルバック機工株式会社のサイトから借用しました)

真空ポンプなどに使われているそうで、自分には新たな発見(!)でした。

シリンダの内側に エーゼットの CKM-001 を塗りつけると起動の遅れはなくなり、なんとなく音もより静かになったような気がします。
このオイルは樹脂系には向かないという情報もあり、ちょっと心配です。

コンプレッサのホース先端がタイヤバルブのネジに合った雌ネジで、ねじ込んでいくとまずバルブ側のピンが押されて(エアが漏れ始める)、更にねじ込むとシールが接触して接続完了となります。
ホースを持ちながら先端のネジ部分を回しますが、手早くしないとエア漏れが続きます。
実際には大した漏れではないですが、気分的によくないです。

これがずっと気に入らなかったんですが、しばらく前にAmazonで 延長ホース というのを見つけて長さ10cmのを購入しました。

コンプレッサのホース先端へねじ込んでおいて、ロックレバーを押しながらタイヤバルブにギュッと押しつけてロックレバーを放すと固定されます。

ロック部の拡大;

タイヤバルブへねじ込む手間がなくなって長年(!?)の悩みが解決しました。
エアが入りすぎたらエア抜きボタンを押せば調整できます。
価格のわりによくできた品物と思います。

そこで ….
この延長ホースを使えばエアゲージも一発で繋げるのではと考えて、同じものをAmazonで購入して手持ちの圧力計に繋いでみました。
圧力計はPT1/8(管用テーパねじ)ですが、ジャンク箱にあったパイプが都合よく片側がPT1/8だったので、反対側をアルミ丸棒で埋めて延長ホースに合うタップを立てています。
ねじはTV8という規格らしいですが、UNEF 5/16-32と同じです。
下穴を加工するとき手元にあったOリング(線径2mm)に合うようにボールエンドミルで口元をさらっておいて、締め込んでピッタリ合うようにしています。

タップはMonotaROにありましたが欠品中で、eBayで注文しました。
1ヶ月ほどかかりましたが、安くてもまともなものが来ました。

これでエア圧チェックの時も一発でつながるようになりました。

余談ですが;
Pa (パスカル、1Pa = 1N/㎡)はヨーロッパでは国際単位系(SI)の圧力単位として
1971年から使われ始めて、日本では1992年末から天気予報でミリバールが hPa(ヘクトパスカル)に代わった頃から徐々に切り替わっていったようです。
1973年ごろにヨーロッパの機械メーカのカタログにあったkPaの表示が当時は理解できませんでした。

工学的には1kgf/㎠ = 98.0665kPa(キロパスカル)で換算しますが、タイヤ空気圧などは厳密にしても意味が無いので1kgf/㎠ = 100kPaでOKです。

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MAZDA アクセラ アイドリングストップ キャンセル

公開:2021/09/01
(2020年3月19日の投稿を分割して編集・再掲)
バッテリ状態追記:2024/06/21

交差点などでアイドリングストップ(以下 i-stop)でエンジンが止まる車が多く、横断歩道に立っていると再始動の音にビックリすることがあります。

燃費改善と排気ガスを少なくして環境に優しいということなんでしょうが、ゴー・ストップが頻繁な市街地ではバッテリに大きな負担がかかります。
(再始動の方式により、ディーゼルは特にバッテリ負担が大きい)
また、再始動のわずかな遅れが事故を招く可能性を指摘する方もおられます。
i-stop前提(始動・停止が頻繁になる=シビアコンディション)でエンジンオイルの交換頻度も上がり、
頻繁な始動に対応する大容量バッテリの製造・廃棄など、ほんとに環境に優しいのか大いに疑問です。

同じように、これからは電気自動車(EV)だという大きな動きもありますが、
 - EVに積むバッテリや元々の電気を作るときの環境への影響、
 - 内燃機関の技術継承と自動車産業の雇用の確保、
 -
ガス欠ならぬ電欠への対応、特に災害時、
など、いろんな問題が真剣に論議されていないと思っています。

車に限らず、環境だ エコだ という風潮は何か本質を見逃しているような気がしてなりません。

その議論はまたの機会に譲るとして;
アクセラには i-stop OFF スイッチがついていますが、残念ながらエンジンを始動するたびに元に戻ります
たぶん、他のメーカでも同じような設定と思います。

自分では上に書いたように i-stop の必要性に疑問を持っているので、その機能自体をキャンセルできないか調べてみました。
ネットではキャンセラを売っていますが、車内の配線に部品を追加するようなのがほとんどで、結構なお値段です。

オリジナルを損なうような改造はしたくないので調べていましたが、あるスイッチを外す(定位置からずらして作動しないようにする)という実に簡単な方法がありました。

アクセラの取扱説明書をよく見ると i-stop の条件はたくさんあって、すべてが成立しないと働かないようになっています。

istop が働く条件
(とても細かいので、分かりやすい項目のみ取扱説明書から引用)
– エンジンを始動し、一度走行したあと
ボンネットを閉めて、エンジンを始動
– バッテリーの状態が良好
– 運転席ドア、ボンネットが閉まっている
– 運転席シートベルトを着用している
– エアコン設定が最大暖房/冷房 (A/C ON) 以外の位置
– 車内の温度とエアコンの設定温度がほぼ一致
– i-stop警告灯 (橙) が点灯/点滅していない
– ブレーキ負圧が十分に高い
– ハンドルを操作していない
– 停車している
– セレクトレバーがD/Mレンジ
– ATフルードが十分に暖まっている
– ATフルード温度が異常に高くない
– ハンドルがほぼ直進状態
– ブレーキペダルを踏んで停車した

条件の一つに
 - ボンネットを閉めて、エンジンを始動
というのがありますが、この条件を満たさない= ボンネットを閉めずに
エンジンを始動すると、i-stop しないということです。

これを調べた (気づいた?) TJさんはスゴイと思います。
ボンネット開閉を検知するのにロック部にマイクロスイッチが付いていますが、TJさんの情報を見るまでは、こんなところにスイッチがあるなんて思いもしませんでした。
このスイッチが働かなければ i-stop の条件が成立しないということです。

この方の車はCX-5ですが、アクセラにも同じ位置にスイッチがついていたのでやってみました。CX-5とはカバーなどが違っていましたが、基本構造は同じです。

スイッチはプラスネジ1本で止まっていますが、位置決めの出っ張りがあるので元に戻した時にずれることはありません。

外したスイッチは隙間へ入れておきます。

動作はあっけなくOKで、エラーなどはありません。
戻したいときはスイッチを元の位置へねじ止めすればいいだけです。

ボンネットの開閉がアイドリングストップに関係するような記述がホンダやスバルの取扱説明書で見られたので、マツダでなくても同じことができるのではと思います。

ただし、やってみようという方は、自己責任でお願いします

istop キャンセルがバッテリ寿命へどんな効果があるかはすぐには分かりません。

新車装着のバッテリは 2年7ヶ月で交換となりましたが、このうちistop が使われていたと思われる期間(前の所有者)は推定2年です。
新しいバッテリは車検2回分くらいは頑張ってほしいと思いますが、どうでしょうか

追記:
上記バッテリ交換は2020年11月20日ですが、2024年6月現在、バッテリの健全性(SOH)は100%です。

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四国、紫電改展示館

公開:2021/07/21

高知県・四万十川沿いの宿を目指して、結局四国をぐるっと回ってきました。

最初の宿は、Airbnbってどんなものか泊まってみようと思って予約しました。
名前が Tatami-Room in Shimanto Riverside Hideaway という英文だけでしたが、とても立派な日本家屋でした。
内部の設備は最新で、台所も広くてきれいで必要なものはすべて揃っています。
オーナーもとても親切でしたが、他にゲストは無く貸切状態でした。
ただ、個人的には、高瀬沈下橋を渡らないと行けないのが難点でした。

何年か前に四万十川の沈下橋を5,6ヶ所巡ったことがありますが、高所恐怖症なんで、すべて川岸まで行って見るだけでした。
沈下橋というのは、洪水対策で欄干とか手すりとか何も無いまっ平な橋です。
このときに高瀬沈下橋へも行きましたが国道から降りて行ったらすぐに橋で、手前の狭いところで何度も切返して戻った覚えがあります。

今回は国道から降りかけた所でそのことを思い出したんですが帰るわけにもいかず、決心してハンドルを握る手はガチガチで下半身がシビレながらトロトロと、たぶん10キロ以下で渡りました。
二泊したので4回渡りましたが、慣れるものではないです。
遊覧の屋形船でこの橋をくぐったときに、軽自動車が30キロは出てそうな感じで渡っていました。

四万十市街を抜けて宿毛(すくも)から柏島近くの海岸でシュノーケリングなどしましたが、柏島周りのダイビングスポットはよく知られているそうで、水がきれいでした。

近くへ来たらぜひ行きたいと思っていたのが紫電改展示館です。

愛媛県南部の北宇和郡・南宇和郡に展開する南予レクリエーション都市の一部で、小高い丘の上にあります。

展示されているのは太平洋戦争末期に編成された第343航空隊の紫電改で、昭和20年(1945)7月豊後水道上空の迎撃戦で未帰還となった6機のうちの1機だそうです。
33年後の昭和53年(1978)
11月に発見され、翌年7月に引き揚げられました。


プロペラ先端が後ろへ曲がっているのに機体骨格がそんなに傷んでいないことからうまく着水されたと思いますが、操縦士の方が救われなかったのはとても残念です。

紫電改(紫電21型)は、川西航空機(現在の新明和工業)が製作した水上戦闘機「強風」を陸上型にした紫電(11型)を大幅に改良した海軍の戦闘機です。

海軍機の型式は上位桁が機体、下位桁がエンジンの変更履歴で、制式登録時はどれも11型です。
ちなみに、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の終盤の主力機は52型で、機体は4回変更されていますがエンジンは1回だけです。

紫電/紫電改は、パイロットを守る防弾装備や燃料タンクの防弾・消火装置なども設計当初から備えていましたが時すでに遅く、紫電が約1,000機、紫電改が400機余り生産されて敗戦となりました。
生産数の少ない紫電改が有名なのは、戦争末期に歴戦のパイロットを集めた第343航空隊が日本本土空襲のアメリカ軍機迎撃に活躍したことや、ちばてつやさんの漫画「紫電改のタカ」の影響かと思います。
当時の陸海軍の戦闘機と比べて胴体が太く、独特の形状をしています。
機体に関してWikipediaが詳しいです。

手前に見える茶色いものは燃料タンクで、銃撃を受けても発火しないようにゴム製の防弾装備が施されています。

右翼の20mm機関砲とエンジン後方の推力式排気管

昭和20年2月ごろ松山基地で待機する紫電改群のジオラマ

当時の歴戦のパイロットといっても二十代で、日本を守るために若い命をかけられたことに心より感謝します。

戦争はダメです。
しかし、昨今のアジアと世界の情勢を見れば、平和を守って戦争にならないようにするには十分な軍事力で支えた強い外交力が必要です。
攻めてくるとえらい目に遭うよというのが、我が国の平和を守る抑止力です。
軍備に金
を使うのはなんともバカバカしい限りですが、それが悲しい現実です。


この後、道後温泉(本館は工事中)、高松城など、瀬戸内海側を回って結局4泊5日で帰りました。
高松城へは麓からロープウエイとリフトがあり、「武漢熱対策でできればリフトをご利用ください」と言われて乗りましたが生きた心地がせず、帰りはロープウエイにしました。

CarPlay:
ずっとAppleマップを使いましたがリルートも早く、AppleWatchがプルプルしてくれて問題はありません。
これで、高速道路のSAPAを表示してくれれば言うことはありません。
走行距離:1,170Km、
モバイル通信量:320MB

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参議院議員 青山繁晴さん

2021/07/18

このブログでは政治的な主張はしないことにしていますが、例外として題記の議員について投稿します。

ご本人が民間シンクタンク「独立総合研究所」社長の時代に、関西テレビローカルの「FNNスーパーニュースアンカー」水曜日放送の「水曜アンカー」コメンテータとして2015年3月の番組終了まで約9年間出演され、拉致被害者の問題や国の安全保障、危機管理などについて専門家として解説されていました。
どのような組織とも利害関係を持たないことを信条とし、全国ネットの番組では取り上げない大事な問題を熱く語っておられ、私も途中から気がついて熱心に見ていました。

その後もブログ「青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road」を拝見していましたが、2016年6月の第24回参議院議員選挙・比例区に自由民主党公認で立候補され481,890票を得て当選されました。
それまで自由民主党からは何年も立候補を打診されていたのを固辞されていましたが、安倍前総理や身近な方々の強い要望を受け、党や行政府を変えていくには外野からでなく内部からでないとと決心されたそうです。

立候補表明が選挙公示日の2日前ということで、自由民主党の選挙対策関係者は泡を食ったそうですが支持団体や党のサポートなど一切断って、遊説のみの選挙でした。
このとき数人の方を中心に、全ての街頭での演説が克明にYoutubeにアップされ、ギリギリで作られたポスターを各地のボランティアの方々が貼られたそうです。
私も大阪市内での演説場所を追っかけましたが、
考えてみれば、ネットという新しいメディアがあったことが青山繁晴さんを国会へ送れたのではないかと思います。

参議院議員としての活動は上記のブログとYoutubeの「青山繁晴チャンネル・ぼくらの国会」で公開されていて、今まで目にすることができなかった自由民主党の部会の様子などが詳しく解説されています。

そこで、この投稿の主題ですが、青山繁晴さんの任期は来年6月までです(半数改選)。当初、議員は一期限りと何度も公言されていました。

ところが、最近の中華人民共和国の無謀な振る舞いは目に余るものがあり、世界各国で反発が起きていて具体的な対応をとる国も増えています。
それなのに日本政府、自由民主党は腰が引けていて言うべきことを言わず、するべきことをしないのは理解できません。
経済界は中国で商売をしたいから強いことを言わないですね。

また、韓国も常識では考えられない反日政策で頑張って(!)います。
ちなみに、韓国に対する半導体関連素材の輸出管理強化(=ホワイト国指定を外す)を提言したのは青山議員です。
このような状態で青山議員が退陣されると外交・安全保障などが大きく後退してしまい、中韓は大喜びするでしょう。

青山議員が2年前に立ち上げた国会議員連盟「日本の尊厳と国益を護る会」(2021年5月27日現在、衆議院議員38名+参議院議員29名 合計67名)も消滅するかも知れません。

自分はどうでも子供達や孫たちの将来のためにも青山議員に続投してもらいたいと強く思いますが、物書きとして生きたいというご本人の人生に介入することはできません。まだ1年ある、1年しかない、などと自分にはどうしようもないことで鬱々としていましたが、「青山繁晴チャンネル・ぼくらの国会」第185回続投を表明されました。
5年前の立候補前後の状況や、続投に至った経緯などを詳しく語っておられます。
泣きそうになりながら見ました。

この投稿を見ていただいた方にお願いします。
青山議員のブログ・Youtubeを見ていただいて、理解してもらえれば来年の参議院議員選挙で青山繁晴さんに投票してください。

私は選挙権を得て以来棄権したことはありませんが、ずっと、この人ならちょっとはマシかなという程度の消去法で名前や党名を決めていました。
しかし、5年前の参議院議員選挙では初めて希望を持って青山繁晴さんの名前を書き、481,890分の1となって後押しができたことを誇りに思っています。

参議院選挙・比例区の場合は、自由民主党ではなく青山繁晴と書かないと個人票にはなりません。前回選挙で、青山繁晴さんのつもりで自由民主党と書いた人が多かったようで、そんな間違いがなければ50万票を超えたのではと言う人がいたようです。

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武漢ウィルス ワクチン接種2回目

2021/07/10

2回目の武漢ウィルスのワクチン(モデルナ)接種に行ってきました。

接種翌日の午前中にエアコン効きすぎ?と思ったら少し発熱(37.2度)していました。
その後38度まで上がって夜は寝苦しかったですが、翌朝には平熱に戻っていました。
注射部分が、1回目よりは範囲が少なかったですが、少し赤くなって痒みと筋肉痛がありましたが、これも翌々日にはほとんど消えました。

1回目では発熱は無くて痒みと軽い筋肉痛が1週間ぐらいありましたが、この2回目ではいわば逆になっています。
1回目2回目に拘らず、副反応はホントに個人差が大きいようです。

ワクチン注射の際に金属片が埋め込まれるとか不妊実験用のネズミが2年で死滅という話にびっくりしましたが、いずれも磁石がくっついているように見せたり実験用ネズミの寿命は2年程度というフェイクで、他にも笑ってしまうような動画がいろいろありました。

フェイクニュースに惑わされることなく、また、誰かが接種しないから自分もしないとか他人を基準にしないで自分でしっかり判断し、周囲も同調圧力をかけるべきではありません。

いずれにしろ、集団免疫と言えるような段階まではマスクや手洗いなどの感染防止処置は必要と思います。

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武漢ウィルス ワクチン接種 1回目

2021/06/07
データ更新終了、追記 2021/07/11

武漢ウィルスの1回目のワクチン(モデルナ)接種に行ってきました。

会場に入ってから接種を完了して外に出るまで1時間弱で、ワクチンはモデルナ製でした。
接種直後は何もなかったですが、二日ぐらいしてから左腕の肘から上が軽い筋肉痛みたいな感じになり、その後、接種部位の周りが赤くなって痒みがありました。
いずれも医者に行くようなレベルではなく、1週間程度ですべて無くなりました。
友人らの話でもひどい副反応があった人はいないですが、違和感はけっこう個人差があるようです。

ここでの接種手順は建物6階から手続きの順に階を降りてくる流れで、混乱している人もいたようですが案内の人がとても多かったです。

何もかも自衛隊がやっているわけではなく、会場運営は政府が契約した業者が請け負って、自衛隊は医官や看護官を派遣しています。
外注云々で文句を言ってる人がいるようですが、大規模イベントの運営に慣れた業者を使うのは当然です。

だんだん体制が改善されて作業効率も上がり、会社などの組織単位での接種も軌道に乗ってくれば、細かい失敗を声高に論っているオールドメディアや野党議員も静かになるんですかね。
また、キャンセルや No show (ドタキャン) などで余ったワクチンを予定外の若い人に打った!と喚いてる人がいますが、ともかく無駄なく打ちまくればいいんですよ。
担当者や自治体首長が謝る必要はありません。
変な弁解をせずに、「無駄なく使っています」で十分です。

行動範囲が大きい若い世代の接種をもっと進めてほしいですが、地元の自治体でもやっと16歳以上の全員に接種券を発送したようです。

2021年7月10日現在、国内ワクチン接種は 4800万回を超えています。

自衛隊、自治体、職域接種の医療関係のみなさん、後方で支えている事務方や物流関係の皆さん、心より感謝しています。

ただし、ワクチン接種したからもう大丈夫というのではなく、感染しても発症しないか発症しても重症化しにくくなるということを理解してください。
発症しなくてもウィルスの運び屋になる可能性はあるわけで、マスクをすることや密にならないことは守っていかなければなりません。
ワクチンを打ったからといってマスクを捨ててお祭り騒ぎをしていると、元の木阿弥です。

ワクチンの効果によるのか感染者数は減少傾向にあり、死亡者数は感染者数から2,3週間遅れでですが減ってきています。

2021年7月11日追記:
接種状況は 政府CIOポータル のデータがわかりやすいと思いますので、ジョンズ・ホプキンス大学の集計データは今後引用しませんが、リンクは残しておきます。
ジョンズ・ホプキンス大学集計 の読込は負荷が大きいのでご注意ください。

中国製不活化ワクチンについてはいろいろ言われていますが、ワクチン接種で作られる抗体が細胞へのウィルスの侵入を助長するという現象への懸念が高いということがあるようで、有効性が低いだけではなく逆にウィルスの侵入を助けているのでは?ということです。
中国国内の状況は誰にも分かりませんが、中国製ワクチンを大規模に接種している国々、特にインドネシアでの感染が拡大し
死者が増加しているのが怖いです。

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アクセラ ボンネットダンパ取付

公開:2021/06/08
修正・追記 2021/06/09

アクセラのボンネットは、車内でアンロックレバーを引いて前に回り浮き上がったボンネットの隙間からロック金具をずらして(ここまではどの車も同じ)、エイやっと持ち上げてステーで支えるという、昔ながらのやり方です。
ダンパが無い車のボンネットはとても重いです。
初めてアクセラのボンネットを開けた時は、ロックが外れてない?とアンロックレバーを確認したほどです。

ボンネットを頻繁に開けるわけでもないので別にいいやんと思っていましたが、[ アクセラ ボンネットダンパ ]で検索してみると AutoExe の製品を取り付けた例がいくつかありました。
マツダに乗る人は誰でも知っている会社みたいですが、知らなかった …. 

AutoExe のサイトにマツダ販社で販売していると書いてあったのでディーラへ問い合わせたら、「扱ってます、新車納車時に取付けたことありま〜す」という返信と共に
 部品  ¥22,000
 作業費 ¥11,000
合計¥33,000という見積書が来ました(税込)。

ディーラのサービス部門は頑張っていると思いたいんですが、以前にブルーミラー取付けのときにミラーを割ってしまったりタイヤ交換の時にエア圧を指定通りにしていなかったりなど々々、残念ながらあまり信用していません。

そういうこともあって、作業費が思いのほか高いのとネット情報では取付けは30分〜1時間程度というので、自分でやってみることにしました。
部品キット(BM/BY系全車、品番:MBM2960)は Amazonで売っています。

参考にさせてもらったみんカラの記事、車種と日付;
 (1) MAZDA3 5BA-BPFP 2019年12月22日
 (2) AXELA DBA-BMEFS 2019年4月29日
 (3) AXELA DBA-BM5FS 2017年10月8日

車種が違うと部品の形も変わっているようですが、ボンネット裏の形状は(2)と(3)が我が家のアクセラ(BM2FS)と全く同じでした。
他にも取付けたという記事はたくさんありましたが、コメントだけで詳しい写真がないのが多いです。

取付作業:

用意するもの;
 - 10mm スパナ
 - 12mm スパナ、ボックス
 - 段ボールなど養生材料
 - 両面テープを貼る場所を脱脂するもの(洗剤や溶剤)
 (2021/06/09 追記)
 - ポリ袋 (両面テープの剥離フィルムを取った後の接着防止)

内容確認

ボンネット側パーツ

シャシ側パーツ

両面テープを貼ってあるところ

各部材は黒亜鉛メッキで質感は悪くはないです。

以下、取扱説明書に従って順に取付けていきます。

ボンネット側の取付け
作業前に、段ボールなどで養生しておきます。
フロントガラスに部品が落ちると … ゾッとします。

もうひとつ、開いたボンネットのエッジの部分がちょうどこめかみのあたりに来るので、ウエスなどで覆っておくと安心です。(経験者は語る!)

取扱説明書 P2

ボルトは固く締まっていて、緩めるときにショックがあり注意が必要です。
スペース的にもボックスでないと危険です。

組立ての時は、ボルトが最後まで手で締められるような位置にボンネットを合わせて、ねじ山を傷めないよう無理なく締め込めるようにします。

作業としては比較的簡単です。

シャシー側の取付け
両面テープが付いているので位置を合わせるのが難しいです。
取付けた時はポリ袋のアイデアが浮かばず、段取りを考えたりして時間がかかりました。
ボルトを締めるのは見えにくくて腰が痛いですが、難しくはないです。

(2021/06/09 追記)
下に書いているようにポリ袋を利用して両面テープを覆っておくと、位置決め作業はやりやすくなります。

取扱説明書 P3
取付完了後にチェックしたらボンネットが閉じ切る位置ではガスダンパがストロークギリギリなので、「しっかりと車両前方、車体中央に引いた状態で本締め」が重要です。

マウントブラケットにバックプレートを取付けてをシャシの板にはめるときに、両面テープにバックプレートがくっついてやっかいです。
(2021/06/09 修正・追記)
後で気がついたんですが、手近にあるポリ袋を適当に切って二つ折りにしてくっ付けておいて、ボルトをゆるく締めて位置を合わせ、本締め前に引き抜けば簡単です。
慣れた人なら常識かもしれませんが、人間、焦ると想像力がなくなるんですね〜 ちょっとしたことに時間を取られました。
 

****
今更ですが、この両面テープは必要?
取扱説明書にはボンネット側は場所を指定して脱脂云々とあるのに、シャシ側は何も書いてないですね。
みんカラの記事でもこの部分については誰も書かれておらず、ちょっと疑問でした。
(2021/06/09 修正・追記)
この件について AutoExe に問い合わせたところていねいな回答がありました。
両面テープは必要とのことで、回答の全文を引用します(個人名のみ削除);
ご指摘の両面テープですが、車体とブラケットの締結補助を目的に設定しております(必要と判断しています)。
ご苦労された離型紙の引き抜き方、仮組みでの位置決め等での作業による締結が必要な工程となっております。
ボンネットダンパーを後付けで成立させるために少々取り付けにくい構造となっておりますがご理解いただけますと幸いです。
今後は、よりご満足いただける仕様やわかりやすい説明書を心がけてまいります。
****

M8,M6どちらのボルトもエンジンルームの板金が被ってくるので、とても締めにくいです。
マウントブラケットの端のM6ボルトのナットは、付いている板があと15mmくらい長ければやり易いと思うんですが、適当な板をテープで止めて延長すれば楽になります。

取扱説明書 P4
ガススダンパを取付けて完了です。

出来上がりです。

運転席側の上下
 

上下部分のアップ
左:ボンネット側  右:シャシ側
 

ステーの受けから10mmくらい高く開きます。

ガスダンパの寿命がどのくらいかが課題ですね。
開閉してみて無理なく滑らかに動いているようなので問題ないと思いますが、シャシ側ブラケットが両面テープで手こずったのでちょっと気になっています。

余談ですが;
メーカの AutoExe をタイプするときに思わず autoexec としてしまいアレっとなったことがあります。
そこそこの年代の方ならお分かりでしょうが autoexec.bat というのはMS-DOS のブート時に読み込むファイル名で、以前の勤務先で使っていたPCでいろいろイタズラしたことを懐かしく思い出しました。

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AppleWatch ナイトスタンド

公開: 2021/06/01

直前、と言っても5月半ばですが、AppleWatchをナイトスタンドモードにして置けるMagSafeデュアル充電パッドについて書きましたが、Watch付属の充電器を単独で使えるような部品を作ってみました。

ちょうど手元にアクリルパイプ(外径55mm厚さ4mm)があったので、適当な長さに切って充電ヘッドを嵌め込めるように加工しました。

完成形はこんなもんですが、

部品単体では;

充電ヘッドのケーブルを通して;

ヘッドを嵌め込むと;

完成です!

充電ヘッドの高さをAppleWatchの中心と合わせたはずが、なぜか1mmほど低く、底面に円板をはめて嵩上げしました。

横にしても使えそうです;

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MagSafeデュアル充電パッド

公開: 2021/05/14

iPhoneSEを第二世代へ入れ換えて、その後AppleWatchも加わったので両方を充電できるMagSafeデュアル充電パッドが便利そうなので購入しました。

(MagSafeデュアル充電パッド:写真はAppleサイトから)


右側
の丸い部分を起こすとAppleWatchを立てて充電でき、ナイトスタンドモードをオンにすると充電中は何らかの振動で写真のように時刻が約10秒間表示されます。
枕元に置いておけば便利です。

しばらく使っていましたが、iPhoneの充電がとても遅くMagSafeってこんなもんかな〜と思っていたんですが、調べてみると面白い?ことがわかりました。
既に誰でも知っているかもですが。

MagSafeについて探していると 充電アダプタについての情報 の中に「iPhoneを置く前に、充電パッドを電源につないでおくことが重要です」というのがありました。
出所をたどると MagSafe充電器をiPhone12で使う方法 というアップルサポート情報の中に以下の記述(一部省略)がありました。
iPhoneを置く前に、MagSafe充電器を電源につないでおくことが重要です。
電源につなぐ前にiPhone を置いてしまった場合は、iPhone を取り外し、
3秒待ってから置き直してください。
電力供給が最大電力で再開されます。

iPhone 12 モデルや Apple Watch で MagSafe デュアル充電パッドを使う方法 というアップルサポートにも同じ文言がありましたが、
「MagSafe デュアル充電パッドは、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、Apple Watch (全モデル)、Apple MagSafe アクセサリ、Qi 対応のデバイスやアクセサリで使える仕様になっています」
となっていて、
iPhone11やSEが無いので正式対応していないのかと思いましたが、iPhone8以降とSEはQi 対応のデバイスとして入っているはずです。

上記赤字の文言はMagSafeデュアル充電パッド単体の説明書に明記すべきと思います。
念の為、ハズキの回し者かと思うほど字が小さい説明書を詳しく見てみましたが、USB-C電源アダプタについての注意だけで充電の際の注意はありません。

いつもはiPhoneやWatchを充電位置に載せてから充電器の電源を入れていました。
これは、差し込むときの放電で端子が傷むのを防ぐため「ケーブルを繋いでから電源を入れる」という、電気系に教えられたことを無意識にやっていました。
昭和の習慣?でもないですが、考えてみればMagSafeとiPhoneはワイヤレスであり端子の接触はありません。

実際に試してみると、電源を入れてからiPhoneを載せると xx%充電中 の表示がすぐに出ますが、載せてから電源を入れると表示が出るまで6秒くらいかかりました。
Apple Watch側でも同じようになったので、最初の認識が問題と言うことですね。
さらに、Apple Watch付属の充電ケーブルでも同じでした。
要するにMagSafeの仕様ということでしょうか。

充電速度は、iPhoneのバッテリがもっと減った状態で見てみないとケーブル直結との差は分かりませんが、改善はされると期待しています。

ただ、iPhone12と同時に発売されているので、それ以降の機種でないと充電プロセスが最適化されていないかもです。

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