公開:2025/07/01
当初は2m x 2mで考えていましたが、イチジクだけでなく周りの野菜・果樹も囲めるように枠の寸法を4m x 3mに拡大しました。
*以下の文では単管パイプは パイプ、ワイヤロープは ワイヤ と省略します。
イチジクの木を囲むには2m 四方でOKでも、剪定などの手入れや収穫のスペースが必要ということを考えていなかったので、パイプ購入前に気がついてよかった!
高さは2mのまま、すでに購入した金具類はすべてそのまま使えます。
侵入防止ネットは2m x 10mが2本必要になりました。
枠組み作業:
必要なパイプ;
4m ー 4本
3m ー 4本
2m ー 6本(うち2本はドア用)
総本数は変わりませんが、2mなら自宅の車で何とかと思っていたんですが、4mとなると無理です。
ホームセンタで貸してくれるトラックへ積み込みを手伝ってもらって、なんとかOK。
トラックの運転は初めてで、目線の高さにびっくりしました。
必要な金具;(単管DIYランドのサイトから借用)
3方向コーナー金具【A-3Y】8個
2方向90度コーナー金具【A-2L-90】2個
保持金具【B-1R】1個
3方向1箇所貫通金具【B-2T】4個
片側取付金具【D-1Z】2個
まず、ベースとなる 4m、3m のパイプをA-3Yで四角に組み、位置を決めます。
ドアの付くところの 4m パイプにはB-2Tを入れておきます。
パイプやジョイントが地面に付くと腐食の恐れがある(と思う)ので、ジョイント部にセメントタイルなどを積んで各パイプを浮かせ、水平を調整しながら四隅の直角を合わせて押しネジを締めます。
次に、2m パイプ4本をコーナー部に立てます。
ドアの回転軸になるパイプには、必要なジョイントなどをはめておきます。
上から;
リング
B-1R
B-2T
リング
リングとはドア開閉時に金属同士が擦れないように内径49 外径60 厚さ5mmのMCナイロンで作ったもので、市販品ではありません。
天井面になる 3m、4m のパイプは結構重いので、できれば二人で各々脚立を使うのが安全です。
ドアの付くところの 4m パイプにはB-2Tを入れておきます。
頑張って組み上げるとこんなものですが、仮締め状態なので各面は平行四辺形です。
出来上がり!と思ってよく見たら、ドアの閉じた側の2mパイプをはめるのを忘れていました。上下の金具は忘れなかったんですが …
下側はパイプもちゃんと準備してたのに ….
上の4mパイプを右手のコーナー金具から抜いて持ち上げ、はめることができました。
余談ですが;
パイプは直径48.6mmで金具の内径が50mmなので、寸法差(ガタ?)が大きいなと思っていたんですが、このガタが無いと組み立てが難しいということが分かりました。
例えば、パイプ4本で四角形を作ろうとたら、初めの3本でコの字形は簡単にできますが、余裕がなければコの字が開かないため最後のパイプが入りません。
ガタによって2度くらいパイプが傾くので、2mのパイプの先では7cmくらいずれます。
このため組み立ては楽ですが、組み立て中は押しネジを仮止めするか適当なロープで引っ張っておかないと、立体になった時に直立のパイプが傾く(上が開く)と上のパイプが落下します。
いろいろ苦労して、高さ2mで4m x 3mの枠組みが何とか出来上がりました。
ワイヤを張る:
次に、各面の対角にワイヤを張って(両端をスリーブで圧着してから)、適当な位置でワイヤロープを切ってターンバックルを入れます。
水準器で四隅の 2m パイプの鉛直に注意しながら、X形のワイヤの張りが同じになるようにターンバックルを張ります。
ドアの枠になるパイプ(上下と縦)は長さを測ってパイプカッタで切断し、ターンバックルで上下パイプを水平に合わせます。
各面にワイヤを 50cm 間隔で縦・横に張り侵入防止ネットの補助とします。
ワイヤは 100m巻を購入してあったんですが、ネット支えるだけで 130m 以上必要な計算になり、もう一巻き追加注文しました。
しかし、水平に張る部分の最後の3本目(3m+4m+3m+4m = 14m)で足りなくなり、結局3巻注文しました。
計算し直してみるとケージの大きさからの単純計算で合計約173m必要となり、パイプに巻き付けているところが多いので、200m (2巻) では足りなかったというのは納得です。
侵入防止ネットを張る:
ネットは 2m x 10m(商品は幅を半分に折って紙管に巻いてある)を2巻使います。
両方広げて並べ、ネットの端を縫うようにポリエチレンロープを通して幅を4mにします。
図のように被せると(2+3+2=7m)余った3mを切り取って、両サイドの面(2m x 3m)に使います。
それぞれのネットの端には5mmのポリエチレンロープを通しておき、ポリエチレンロープでパイプに巻き付けます。
写真はドア支柱部分ですが、ドア部分にネットを張って回転できるようにロープで輪を作っています。
ポリエチレンロープは通すときに端がバラけてくるので、ライターで炙って溶かしておくか、収縮チューブを被せて炙っておくと作業が楽になります。
やっと完成ですが、地面が平らでないため底辺のパイプの下の隙間が大きいので、防腐剤を塗ったコンパネを取り付けておきます。
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