薬師寺東塔 修理現場

公開: 2019/04/29

薬師寺東塔は解体修理のため素屋根で覆われていますが、その内部を見学できるということで、10連休の最初の日に行ってきました。

今までも何回か見学できる機会があったみたいで、気付かなかったのが残念です。
10連休期間だけの公開で、あとは来年3月の落慶法要まで見ることはできません。

パンフレット:

内部見学はヘルメット着用で、写真の右手が素屋根内部への入り口です。

内部は東塔を取り巻いて斜路が組んであり、各層の周りを見ながら水煙が見えるところまで上がれます。平らな作業スペースへはどこも入れませんでした。

パンフレットに水煙が写っていますが、下のように現場では足場が組まれていました。3月に新旧の水煙が地上で公開されているので、パンフレットのは交換する前で、この写真はすでに交換された水煙と思います。

傷みの激しい部材は交換されたそうですが、良く見ないと分からないように着色(?)されています。

これだけのものが1300年前に造られ災害をくぐり抜けて建ち続けてきたこと、またそれを現代の技術で解体修理できるということに、なんとも言えない感動を覚えました。

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