公開: 2020/10/23
現在使っているMach3は、PCのプリンタポート(DSUB-25)を使ってモータドライバなどを制御する最も標準の構成です。
今のところ何も問題は無いんですが、最近のPCはプリンタポートが無いのでPCがダウンしたらどうしようかなとずっと思っていました。
いつも見ている自作自慢の掲示板 のサイトで同じように危惧されている方の投稿があり、選択肢としてUC100の話でスレッドが長くなって盛り上がっていたので調べてみました。
UC100というのはPCからUSBケーブルでCNC装置へ制御信号を送るモーションコントローラで、ハンガリーの CNCdrive という会社が販売しているものです。
従来のDSUB-25コネクタ付きの機器へ接続できて、USBケーブル(1.8m)は付属しています。(写真はCNCdriveのサイトから)
Amazon、eBay などでUC100で検索するといくつも見つかりますが、そういうのは UC100 CNC Motion Controllerという文字が入っておらずプラグインなどの説明もありません。
メーカーに問い合わせるとすべて偽物で、製品説明のページでは次のような警告が出ています。
Be aware that counterfreit fake UC100 motion controllers are sold on e-bay, alibaba, banggood and amazon!
The fake devices will not work with our software!
いろいろ調べて見て、メーカーのwebショップで注文、送料(€18)合わせて€98。
月曜出荷〜翌週木曜到着、国際線の便数が激減している影響か日数がかかりました。
日本でどのくらい売れてますか?と聞いたら、モーションコントローラーやライセンスを買ってくれている会社があるとURLを書いてくれました。
見たら、成晃機械設計(SMD)で、”that Japanese company is a good customer of ours.” ということです。
ここではUC100はUCCNCとのセット販売で、単体では売っていないみたいです。
(確認はしていません)
UCCNCはMach3と同じような制御ソフトで、ライセンス(€55)は25,000以上売れているそうです。Mach3が$175、Mach4-Hobbyが$200ですからえらく安いです。
(写真はCNCdriveのサイトから)
評判もいいみたいで興味はありますが、Mach3+2010Screenset が気に入っているので、当面は変えるつもりは無いです。
現在の構成は;
CAD(CADintosh / MacOS) => DXFファイル => USBメモリ => VCarvePro =>
Mach3 => DSUB-25 ケーブル => HobbyCNC Pro => 自作CNCフライス
セキュリティーのためにWindowsXPをネットに繋いでいないので、
DXFファイルをUSBメモリで渡しています。
PC側のDSUB-25プリンタポートからの出力をUSB接続のUC100に置き換えるわけで、設定手順はマニュアルに詳しく書いてあります。
メーカーサイトからインストーラをダウンロードして、USBコネクタからHobbyCNC-Pro(信号入出力、ステッピングモータ駆動)のDSUB-25コネクタへ繋いで 正常に動作しました。
UC100の話の中でMach3がWindows10でも動くという情報があり、ホンマでっか!?と調べたらMach3のフォーラムなどでガセネタでないことが確認できました。
UC100を使えばノートパソコンでもOKみたいで、どうするか考えています。
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