丸ノコの集塵

公開:2025/07/06

DIYでコンパネなどを加工する機会が多いですが、丸ノコでは切り屑が盛大に飛散するので何とかならんかなと考えていました。
いろいろ考えましたが、YouTubeなどを参考に手持ちの マキタM585 を集塵できるように加工してみました。

最近購入したマキタのコードレス掃除機CL180ならパワーがあるので使えそうと思ったところ、古い日立工機のコードレスクリーナ用に何年も前に買った(今でも売っています)サイクロンアタッチメントが見つかりました。

これはマキタの製品で、日立工機でもパイプ寸法が同じなので購入したんですがお蔵入りになっていたものです。
これを使えば本体に切屑が溜まることが少なく、ゴミ捨ても楽です。。
サイクロンアタッチメント自体と接続用の短いパイプなどもあったので、丸ノコへの接続には洗濯機用の延長ホースを購入すれば材料は揃います。

集塵するための問題は、切り屑をどこから吸い込むのが良いのかということです。

YouTubeで集塵対策の動画がありましたが、集塵パイプを;
 Aのあたりで横方向あるいは円周方向へ、
 Bのあたりで円周方向へ、
接続しているのがありました。

最初は、切り屑が飛び出すところで吸い込めば簡単じゃないのと思って、丸ノコのベースにホースを繋ぐ部品を付けましたが、ほとんど効果なし!
計算してみると、直径190mmの丸ノコ刃が毎分5,500回転で木材を削っていれば刃先の周速(=切り屑の飛んで行く速度、多分)はほぼ時速200Kmになるので、横から少々吸引しても知らぬ顔でしょうね。


ということで、丸ノコ刃の切り屑が飛んでいく方向で吸い込むほうが効果があると考え、Bのあたりで垂直方向に集塵するよう掃除機へ接続するパイプを加工しました。

パイプは斜めにカットした後、本体のカバーに沿うようにナイフで仕上げました。
カバーには6mmドリルで穴を3個開けてシャシーリーマで広げただけである程度の効果がありましたが、どうせならと穴を拡大して長い溝にしたら、効果抜群になりました。
カバーは強度メンバーではなく、またアルミ製なので加工しやすいです。

カバーの内側は肉厚通りの滑らかな形状ではなく、穴を開けたところより下に膨らみがありました。
切り屑誘導のために整形してあるのかなと思います。
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パイプから覗いたら開口部と、本体カバーとの隙間が見えます。
パイプの削り方が下手っぴな訳でとりあえずは養生テープで塞ぎましたが、内外にシール材を充填してしっかり固定しました。


パイプは位置決めのためM3ネジ(写真の矢印)で止めています。

使う時はカーポートの屋根から掃除機本体をぶら下げています。

100%は無理ですが、切り屑の8割以上は吸い込んでいるようです。

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