スペイン – グラナダ(Granada)

公開: 2018/11/07
編集: 2018/11/07

マラガからグラナダへ、バスで2時間弱。
ホテルはアルハンブラ宮殿入口から徒歩5分くらいで便利ですが、街の中心からはちょっと離れています。街へ行き来するにはアルハンブラバスが便利です。
アルハンブラ宮殿(La Alhambra、宮殿・要塞、スペイン語で言うとラランブラだそうですが区別はつきません)、ヘネラリフェ(El Generalife、王族の夏の離宮)、アルバイシン(El Albayzín、イスラム教徒の居住区)の三つが世界遺産に登録されています。
アルハンブラ宮殿については別の記事にまとめます。

チケットの予約日時は2日後なので、ホテルでゆっくり朝食のあと、ぶらぶら宮殿の周囲を偵察(?)し、市内を歩いてみます。
チケット売り場の周りにたくさんの人がいますが、本日分は売り切れです!
 
当日券は、朝5時ごろからたくさんの人が並んでいるそうです。

脇の道を歩いていくとカフェ La Mimbre が … さっそくビールを、タパスも出ました。
このスペインオムレツはとても美味しかったです。
 


道の所々に一帯の地図の付いた標識が立っています。
大部分がスペイン語であまり役に立ちませんが、ナスル朝宮殿はチケットの時刻でないと入れませんよという注意は英語でも書いてあります。

 

 

 

アルバイシンのほうへ向かう途中の小高いところにサン・ニコラス展望台があり、アルハンブラ宮殿の全景が見えます。

ちょっと曇り気味で、雲が低いです。
この展望台は人気の場所で、たくさんの人が入れ替わって写真を撮っています。
後ろにサン・ニコラス教会の大きな建物があるんですが、そちらは誰もいません。

お昼をだいぶ過ぎて街中のレストランに入りました。ここでもビール …

ここで支払いを済ませ、いったんホテルへ戻ろうと市内を周回しているアルハンブラバスに乗った時に、財布が無いことに気がついたんです。ショルダーバッグをひっくり返しても無い!
逆方向のバスに乗りかけてホテル方向のバス停を探してウロウロしたんで、注意が逸れてスリの餌食になったんでしょうか。

 財布を無意識に尻ポケットへ入れていた?
 グラナダのスリはマラガに比べて上手?
って、言うてる場合とちゃうやろ !!!
今まで社用、私用で20回以上海外へ行っていますが、落とし物とか何かを盗られたのとかは初めてで、思い切り落ち込んでしまいました。

ホテルへ戻って、クレジット会社の緊急連絡先へカード停止の連絡をしましたが、被害はカード1枚、現金約€70、関空リムジンの復路チケットなどです。
旅行に必要でないキャッシュカードなどは抜いてあったので助かりました。

気を取り直して、ホテルからぶらぶら出かけて適当なバルをハシゴすることに。
左のが最初のタパスで、右のが2杯目のです。
  

グラナダ二日目は、アルハンブラ宮殿の北を流れているダロ河渓谷の北に広がるサクロモンテ(Sacromonte)の丘のほうへ行ってみました。
アルハンブラ宮殿とヘネラリフェの間の道を歩いてダロ河を渡ると、サクロモンテの手前にコルドバ宮殿というのがありました。グラナダにあるのにコルドバという名前がついている理由はわかりません。広い敷地ですが宮殿という感じはせず、パティオ(中庭)がきれいです。

コルドバ宮殿の前を北上して右折、サクロモンテ通り (Camino del Sacromonte)に入ると、坂道の崖に洞窟フラメンコのタブラオがいくつもあります。
その先に、ジプシー(スペイン語ではヒターノGitano)が住んでいた洞窟住居を保存した Museo Cuevas del Sacromonte (サクロモンテ洞窟博物館)があります。
(博物館のリンクページは英語ですが、半分くらいはスペイン語のままです)

このあたりの位置関係ですが、図の右上のピンクの部分がサクロモンテです。

洞窟博物館敷地内の各洞窟の説明板

用途によっていくつかの洞窟がありますが、内部が暗くてきれいに写真が撮れなかったので、詳しくは、高橋 樂さんの旅行ガイド を見てください。

洞窟博物館の展望台から見ると(高橋さんの記事ではトイレの前と書いてありますが)、遠くにアルハンブラ宮殿を望む絶景です。

ダロ河を見下ろす格好になりますが、ダロ河渓谷の斜面は北側と南側とが500mほどしか離れていないのに植生の違いが大きい、という詳しい説明板が3枚ありました。

博物館のある北側斜面(=南を向いている)は、日照時間が長く高温低湿で植生の多様性に乏しく、乾性植物と呼ばれる硬くて明るい色の種(リュウゼツランやサボテン)が多いそうです。確かに、地面が見えてとんがったリュウゼツランらしい群生が見えます。
はるかにアルハンブラ宮殿が見えている南側斜面は緑が濃く、木々が茂っています。

眺望を堪能して、ダロ河沿いにグラナダ大聖堂の方へ下ってきて、サンタ・アナ広場のレストランで遅い昼食(スペインでは普通!)
アルハンブラビールとシーフードパエリアを注文。(CERVEZAS=ビール)
  
美味しかった!

大聖堂近くのアルカイセリア通りに行ってみました。

この通りは、イスラム王国時代の絹織物の市場だったそうで、今は土産物屋さんなどいろんな小さいお店が密集しています。楽しくウロウロしましたが写真を撮っていないので、詳しくはこちらを、手抜きでスミマセン。

通りを抜けると、大聖堂の角の塔が見えました。

大聖堂の近く、カルメン広場(Plaza del Carmen)に面してグラナダ市庁舎があります。

ところが、知り合いが以前にスペイン政府観光局から送ってもらったパンフレットのグラナダ編に載っているのと違いました。

左の写真がパンフレットのもので、時計の上に紋章(?)がついたアーチ状の構造物が付いているんですが、今は時計が変わってアーチが無くなり、馬に乗った人物像になっています。
門灯(?)も無くなっています。

 

入口にいた警備員みたいな人にパンフレットを見せて聞くと、変わったんやろけど理由は知らんと笑ってました。パンフレットに 5th Edition(2011) とあったので、ここ何年かのうちに改装されたみたいです。
変なところに食いついてしまったみたいで、役に立たない情報でした。

その他、あちこちのバルをハシゴしながら、ホテルへ。
 

グラナダ二日目もビールばっかり飲んでいました。
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スペイン – グラナダ(Granada)」への2件のフィードバック

  1. tabisurueiyoushi

    はじめまして(^^♪
    懐かしい、グラナダ~(^.^)
    私は1泊しかしなかったけど、2泊されるとゆっくりできるでしょうね。
    しかし、スリ、大変でしたね”(-“”-)”

    返信
    1. boncnc

      初めてコメントいただきました、ありがとうございます。
      自分がスリに会うとは!(皆さん、そう思っておられるんでしょうね)
      駄文を綴っていますが、よろしくお願いします。

      返信

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