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福光〜高岡 (富山県)

公開: 2020/2/4

昨年9月のチェコ旅行以来ブログ更新をサボっていましたが、富山の温泉へ行って高岡の街を歩いてきました。

往路に五箇山の合掌造り集落へ寄って行こうと、名神高速一宮JCTから東海北陸道へ入りましたが、どこにも雪が無い!

いつもなら、郡上八幡あたりからトンネルを抜ける毎に雪景色が広がってきますが、全く雪がありません。五箇山ICを出ても雪がなく、遠くの山の上の方がわずかに白くなっている状態で、ちょっと異常でした。
五箇山の相倉(あいのくら)合掌集落にも全く雪がなく、3年前の同時期(2017年1月)と比べるとまるで違います。
撮影ポイントは違いますが、下左が今回、右が3年前です。
 
3年前は、集落内のちょっとした坂道でも普通の靴では滑りまくって、アイゼンが必要かと思ったほどです。
前には雪で埋もれて気がつかなかった相倉地主神社に、今上陛下が皇太子の頃に五箇山で詠まれた歌碑がありました。

出発が遅かったので、この後は富山県南砺市のふくみつ華山温泉へ直行して一泊。

二日目は、旅館から富山湾へ向かい、氷見海岸の番屋街(氷見漁港場外市場)〜氷見漁港食堂〜まんがロード(光禅寺など)〜雨晴(あまはらし)海岸などを巡って、JR高岡駅前のホテルまで。

漫画家の藤子・F・不二雄さんが高岡の出身で、上の地図のまんがロードの商店街にはたくさんのキャラクターが置かれていて、近くの光禅寺というお寺の境内には主なキャラクターの立派な石像が飾られていました。
 

ホテルに車を預けて、市内の移動はトラムを利用しました。
昔の市電とは違ってカッコいい綺麗な車体で、ドラえもんをイメージした車体もあり、すれ違ったんですが写真が撮れず、高岡市の公式ホームページにあるのをお借りしました。
ドラえもんトラムの運行予定は万葉線(株)のホームページに載っています。

奈良・鎌倉と並び、日本三大仏の高岡大仏。
 

JR高岡駅前からトラム万葉線に乗って港側の終点近くに海洋丸という駅があり、航海訓練所の練習帆船であった海王丸が永久係留されている海洋丸パークがあります。
1989年に退役して海王丸Ⅱ世に後を譲ったそうで、10数年前の台風で座礁したのはⅡ世の方でした。

夜は、トラムの新町口駅で降りてちょっと食事をしてから、昨年12月に大阪のMBS毎日放送「住人十色」で放送されたブリッジバーへ行ってみました。
ハワイ生まれのアメリカ人で、町家を買い取ってバーと住まいにリノベーションした Stephen Knight (スティーブン・ナイト)さんがオーナーのとても素敵なとしか言いようがないバーでした。

いろいろお話ができて、とても楽しかったです。

今回は雪がなくて、土地の人には怒られるでしょうが、ちょっと残念でした。

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チェコ – ビールを飲む旅?! (6) 帰国

公開: 2019/09/29

8日目:

プラハ発朝7時の便でアムステルダムへ向かいます。
ホテルで頼んだタクシーは5時半に来て、6時ちょっと前にバツラフハベル空港へ到着。すでにオンラインチェックインを済ませているので問題なく、アムステルダムへ向かいました。
プラハ発9時50分というのもあったんですが、高かったので早いのにしました。

アムステルダムに9時前に着いて、関空へは14時45分発なので6時間近くあります。
ネットを見たりして時間を潰していましたが、朝が早くて何も食べていなかったのでMediterranean Sandwich Barで少し食べました。あとで見るとネットの口コミではあまり評価が高くなかったんですが、サンドイッチは美味しかったです。

空港のラウンジ1にあるこんな外観のお店です。サンドイッチや飲み物をトレイに乗せてレジへ行き、支払いしたら空いているテーブルを探して座ります。
ガイドブックで、
メディトリアン〜と書いてあるのを見ましたが、メディトレニアンというのが実際の発音に近いと思います、クラブメッドと同じです。
名前の割には地中海のイメージはなかったですが、魚系はありました。
トリップアドバイザーなどの口コミ評価は良くないですが、空港で値段が高いのは普通では?

出発前になってKebaya Asian Brasserieというレストランでまたビール
アジア料理ということで刺身やラーメンなどあり、日本酒のお銚子とお猪口で飲んでいるカップルがおられて、みんなお箸を上手に使っていました。
ビールはさすがにハイネケンでした。
このお店は、日本のように食べ終わったらレジで勘定するシステムでしたが、自己申告というか店員が判断するようで、伝票は来ません。

やっとこさ搭乗時刻になって、関空へ11時間。日本への飛行は偏西風の影響があって、往路(11時間40分)より短くなります。10年以上前ですが、出張帰りでスイスのチューリッヒ空港から関空まで10時間を切ったことがあります。
ただ、チューリッヒはアムステルダムより経度で4度弱(約400km)近くなるので30分くらいは割り引かないといけませんが。

到着は少し遅れて、追加の酒税を払ったりしていてリムジンバスのタイミングが悪く、関空を出たのは11時前でした。

去年は台風で関空が水浸しになり、自家発電も動かず危機管理のずさんさに呆れたものですが、こんな掲示がありました。

遅まきながらも頑張ってください。

なお、旅行前に雑誌や本(「プラハ迷宮の散歩道」など)、ネットなどいろいろ調べましたが、なかでも Nicolena World を大いに参考にさせてもらいました、感謝!

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チェコ – ビールを飲む旅?! (5) プラハ

公開: 2019/09/29

6日目:

プラハ市内をあちこち。
ブルタヴァ川沿いにカンパ島を歩いていると、

何とも言えないなオブジェがありました。

カレル橋は欄干左右にそれぞれ15体の聖人像が超有名ですが、橋のそばのカンパ島にかつてプラハの街を外敵から守ったと言われる伝説の王ブルンツヴィーク騎士像があります、写真が見にくいですが。

聖人像はみんなが触る部分がピッカピカになっています。
 

カレル橋を渡って旧市街へ、ここにも同じモチーフのオブジェが。

旧市街広場も有名で観光客でいっぱいです。

誰もが必ず見る時計塔、毎時ちょうどにカラクリ時計が動きます。

これも有名なダンシングビル

屋上のカフェから外へ出られ、目の前にブルタヴァ川、
遠くにプラハ城やペトシーンの塔が望めます。

トラム(たぶん新型)の上にはいろんな装置が載っていました。

プラハ城の入口では空港のようなセンサーゲートがありましたが、なぜか手荷物はゲートの横から検査無しでスルーでした。

城内のヴィート大聖堂。

入場者の行列がすごかったです。

 
以前に行ってるので城内は素通り、東門から出て坂道を下って行きます。
この道から左へ上がったところにテラスを張り出した眺望の良いレストランがあったんですが、廃業していて残念でした。
南側斜面になるのでブドウ畑があり、取らないで!というプレートがあちこちに。
 

ぶらぶら歩いてお腹も空いたし、大きなオープンスペースのレストランRestaurant Sněmovna v JaKčubský で遅めのランチ。
外国のレストランには珍しく写真付きのメニュー、わかりやすい!

これとサラダを注文すると、

もちろんビール!

料理、ビールともに大満足でした。
オープンスペースなので、冬に使うのでしょう、でっかい(遠赤外?)ヒーターが上についていました。

メトロは何度も乗りましたが、どの駅もとても深くてエスカレータは早いです。
冷戦時代に核シェルターとして使えるように設計されたため、深い駅では地下52mだそうです。東京の大江戸線六本木駅(42.3m)も真っ青です。

 
また、カレル橋へ戻ってきて、夕日を見ようと東側の橋塔へ登ってみました。

曇っていて夕日は見えないのに大口径レンズのカメラを構えた人が場所を取って動かず、押し合いへし合い状態でした。
見た範囲ではCANON、NIKONばかりでちょっと誇らしく思いました。

ホテルへ帰って、夕食は近くのバーへ。
おなじみになって、二人のつもりで指を2本出すとビール二杯ですねと言われてしまいました。


7日目:

メトロに乗って、適当にプラハ市内をあちこち。
ユダヤ人墓地なども行ってみましたが、ユダヤ教ではないのでパス。
歩いていると、ルドルフィナムコンサートホールがあり、アントン・ドヴォジャーク(Antonín Dvořák) の銅像がありました。
学校ではドボルザークと習いましたが、Dvořák の ř が日本語では正確に表記できないためいろんな書き方があるそうです。(Wikipediaから)
 

以前に来た時(まだ共産主義政権時代)、どこかでティコ・ブラーエとヨハネス・ケプラーの銅像を見たのを思い出して探し回ったところ、やっと見つけました。

詳しい話は省略しますが、天文学に大きな貢献をしている二人です。
ティコ・ブラーエはヨハネス・ケプラーより25歳年長です。ちなみに、ガリレオ・ガリレイは二人の間になり、ケプラーより7歳年長です。

その後、ピルスナー・ウルケルの看板の出ているレストラン U Sedlerů でランチ。

半地下みたいなお店で、入っていくと正面にビールのタンクが見えました。


ビールを大事に保管して温度も表示していて、とても良い感じです。
メニューは英語のにサッと入れ替えてくれました。

シェフのお勧めというのを注文すると、とても美味しかったです。

店の人もとても感じがよく、思わずチップを増やしてしまいました。
たまたま入ったお店でしたが調べたら評判も良く、超オススメです。

フランツ・カフカの像。
スライスされた部分が回りながら像の表情が変わり、動画で載せたいところですがデータ量が大きくて残念です。
 

有名なホスポダ「黄金の虎」に行ってみようと、開店時刻の午後3時になる前に店に行くとすでに行列!

開店時刻になってお店の入口

中へ入ると予約席の札がいっぱいですが、書いてある時刻まではOK。
座ったら何も言わないうちにビールがドンと出てきます。



量が少ないので、値段も少し安いです。

料理はもちろん美味しいです。
美味しいビールと料理で、何とも至福の時間というべきでしょうか。

明日は帰国です

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チェコ – ビールを飲む旅?! (4) チェスキークルムロフ

公開: 2019/09/28

5日目:

チェスキークルムロフ(Český Krumlov) まで日帰り。

RegioJetバスで往復 15.6ユーロ、片道3時間近くかかります。

朝7時の便を予約したんですが、ホテル目の前のバスターミナル発着なので便利です。
来たバスはRegioJetの派手な黄色ではなく、なんか変でした。
内部も普通のバスで、コーヒーのサービスなど何もなかったです。

チェスキークルムロフ城

天気も良くて、素晴らしい景色です。

バスターミナルから街中へ歩き始めて気がついたんですが、隣の国のツアー客がとても多くて、チャイナタウン状態でした。プラハやピルゼンでは特に気にならなかったんですが、桁違いです。
橋の欄干に乗って自撮りをしていたり、人通りの多い狭い通路で集合写真を撮っていたり、やりたい放題でした。

ま、それは気にしないことにして、街中の広場

街中の建物、壁の絵がきれいです。

壁に装飾があるように見えるだまし絵になっています。
お城の外壁もそうですが、財政難のために立体に見えるスグラヴィータというだまし絵の手法を使って外観を豪華に見せたそうです。
壁が石積みに見えるところも、それらしく陰影をつけた絵です。

窓も描いたものです。

お城と広場側をつなぐラゼブニッキー橋(Lazebnicky most)

お城と庭園側を結ぶ回廊プラーシュティ橋 (Plášťový most)

フランシスコ会修道院のビール醸造所、レストラン

 
 
小さい(300ml)ビールもあります。

ここのビールもなんとも言えず美味しいです。

コーパスクリスティ教会、とてもきれいな建物です。

あちこち歩き回っていると疲れます、カフェでビールを …

バスターミナルにはRegioJetの正規(?)のバスが待っていました。
コーヒーなどのサービスもあり、ホテルに7時ごろに戻りました。
 

夜は雨になりましたが強くは降らず、夕食はまた近くのバーで。


タコではありません、ソーセージにたっぷりのマスタードとラディッシュ、美味!
もちろん、ビールもたっぷりで。

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チェコ – ビールを飲む旅?! (3) ピルゼン

公開: 2019/09

4日目:

ピルゼンまで日帰り、RegioJet バスで往復一人 7.8ユーロと安いです。

朝10時のバスを予約、9時過ぎにホテルの前のAnděl駅から Stodůlky駅へ(メトロB線)、乗り換えなしで便利です。
このバスは従来メトロB線の終点 Zličín駅から出ていますが、2019年11月末までは改修工事のため一つ手前の Stodůlky駅発着となっています。
 
定刻にバスが来て、ピルゼンまで1時間です。

ヨーロッパの町は、たいがい中心部に広場があり大聖堂があります。


広場にはお店が出ていて回転木馬もありました。何かお祭り?

広場に面して、サル・ベーコンのタップスター(*文末参照)に聞いていた美味しいビールの店を見つけて、さっそくビールをいただきました。


ピルスナー・ウルケルの3種類の注ぎ方が付いたコースター入れ。
左の HLADINKA が一般に見るもので、真ん中の ŠNYTが泡が多いもの、右の MLIKO はほとんど泡です。

私はいつも HLADINKA ですが、注文するときに何も言わないとこれです。
美味しくて、思わず2杯も飲んでしまいました。

その次は、今回のバス旅行の目的である無濾過のピルスナー・ウルケルが飲めるレストラン Na Parkánu へ。

メニューを確認すると〜、ありました! Unfiltered lager 無濾過!


なんとも言えない色とわずかな濁り、これが51Kč (約¥250)なんて、一日中飲んでいたいです!

3杯飲んで、料理も美味しくて幸せ!
(けっこう安上がりの幸せです、航空運賃を考えなければ)

位置関係はこうなります;

ビールを堪能して、午後4時のバスでプラハへ戻ります。
夜はホテルの近くのバーで、軽く夕食+ビール。
結局、この日は7杯になりました。

ここのビールも美味しいです。

(*)サル・ベーコン (SARU BACON)
プラハへ行く少し前に見つけたお店で、御堂筋線・江坂駅のすぐ近くです。
ピルゼンの工場で研修を受け認定されたタップスター(バーテンダー)がいて、ピルスナー・ウルケル以外でもビールや食べ物が美味しいのでお勧めです。
実は、ピルスナー・ウルケルをタップで出すようになったお店が近くにあったんですが、正規の訓練を受けてなくて入れ方がいまいちで値段も高いです。
アサヒが輸入しているそうで、まともなものを提供するようにガンバってほしいです。

タップスターの話や独特のビールの注ぎ方などはこちら を見てください。
サル・ベーコン のタップスター 小松大輔さんの写真が出ています。

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チェコ – ビールを飲む旅?! (2) プラハ

公開: 2019/09

2日目:

まず、市内交通のチケット1日券(110Kč)を買います。
新しい自動券売機はクレカが使えるとの情報がありましたが見当たらないので、Anděl 駅の窓口で買いました。
トラム、メトロ、バスが全て乗れます。
他にも30分や90分のがあり、自動券売機(硬貨のみ)で買えます。

メトロの入口やバスの車内に黄色い打刻機があるので、乗った時に矢印の方向(写真では下向き)へ差し込むと赤丸で囲ったところにガチャンと日時が打たれます。
そのあとは乗り換えても打刻する必要はありません、というか、打刻してはいけません。

有効期間は打刻からなので、クレカの使える窓口で前の日に買っておいてもOK。
いつ来るかわからない検札の時に、有効なチケットを持っていないか打刻してないと800Kč以上の罰金があるそうです。
一度、トラムに乗っている時に検札に出くわしましたが、チケットのない女性がいて罰金を払っていたみたいです。
なお、運転手によるでしょうが新しいトラムの発進加速はスゴイです、ご注意!

1日目は到着が遅れたので何もできず、今日がプラハ初日となって張り切って出かけました。

トラム Újezd からケーブルカーでペトシーン展望台へ、チケットは共通です。
歩いても登れますが、そんな無謀なことはしません。

乗り場はたくさんの人が並んでいてエ〜と思いましたが、すぐに乗れました。
ケーブルの途中に駅があります。

ケーブルを降りて数分歩くと、高さ60mのペトシーン展望台です。

エッフェル塔を真似た形で1891年に別の場所で作られ、翌年移設されてきたとのこと。海抜300mあまりの丘に建っているので、眺望は抜群です。
急な螺旋階段で登ると20分くらいかかりますが、途中の展望所で一休みできます。
上まで行くと頑張って良かったと納得、プラハ市内が見渡せます。
途中までエレベータもありますが、乗るのが恐ろしいような …

展望台から見るヴルタバァ川、カレル橋、その向こうの旧市街地

展望台の下に売店があって、早速、プラハの初ビール!

展望台からダラダラ歩いていくと、ストラホフ修道院があります。
修道院でビールが作られていて、付属のレストランで提供されています。
 
   
ビール最高!、料理も美味しくいただきました。
コースターにある PIVOVAR というのは、ビール(Pivo)醸造所という意味です。
Sv. NORBERT は、聖ノルベルト司教の名前を取ったものと思います。

その後はカレル橋まで歩いて、西側の橋塔へ登ってみました。
入口が小さくてわかりにくいです。
チケット売り場は1階と書いてあるんですが、間違ったかと思うほど上にあります。
階段は狭いので、上下譲り合いで。

上の写真の右側がカンパ島で、画面の真ん中あたりに橋から降りる階段があります。

塔から降りてきてカンパ島を下流の方へぶらぶらと歩きまわってみました。
良さげなレストランがあったので、ビールを。

ここのはバドワイザーでした。

3日目:

土曜日だったので蚤の市へ、入場料20Kč。
いろんなものを売っていましたがめぼしいものはなく、場内を歩き回って結局ビール!
ボヘミアグラスがないかと見ていたんですが、これはと思うものは6個セットになっていて単品では買えませんでした。結局、バラで売っていた普通のグラスを4個50Kčでゲット。よく見るとドイツ語のデザインでした。
メトロの駅からフリーのシャトルバスが出ていましたが、右側通行なので勘違いして苦労しました。

旧市街へ戻って、ビールミュージアムというホスポダへ。

店内には、確かに30個のタップが並んでいました。

ここでは生けるレジェンドという Mr. Matsuska が醸造した何種類かのビールを週替わりで提供しているとのことで、オススメのをいただきました。
ピルスナー・ウルケルの倍ほどの価格でしたが、日本よりはるかに安いです。
 
 
料理も美味しかったです。
支払いはキャッシュのみで大きい店なのにびっくりしましたが、もひとつ驚いたのが、ウエイトレスが持っていたボールペンが大阪のいつも行くバーでもらったのと同じでした。
帰国してからバーで聞くと、外資系の会社から売り込みに来たものということでした。

カレル橋まで歩いて戻ると、水兵服を着たお兄さんがボートクルーズどうでっかと売り込みに来て、カンパ島を回るということなので乗ってみました。

ボートの航路は、ヴルタヴァ川を下って対岸沿いに戻ってきてカンパ島の水路へ入り、本流へ戻ってカレル橋をくぐって上流の堰近くまで行くもので、1時間くらいです。

カレル橋の下に船着場があり、ヴルタヴァ川へ出て行きます。
   
ビールやコーヒー、アイスクリームなどが出てきてイアフォンで日本語の説明もあり、一人340Kčでけっこう楽しめます。

このあとはカンパ島の西にあるジョンレノンの壁へ。中国語もいっぱい。

この辺りは各国の大使館があり、我が日本大使館も立派な建物でした。

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チェコ – ビールを飲む旅?! (1) プラハ到着

公開:2019/09/27
編集:2019/10/02

チェコの人はビール大好きで、年間一人当たり183リットル飲んでいるそうです。
2位のオーストリア(107リットル)をブッチギリで引き離して、25年連続世界一です。
オクトーバフェストで知られるドイツは100リットルで3位、日本は40リットルで50位ですが、発泡酒などを含んだ量なので実質はもっと低いかと。(キリンビールの DATA BOOK 2019 にある2017年のデータ)

チェコでも有名なのは、首都プラハから南西へ約90Kmのチェコ第4の都市ピルゼン(Pilsen)で1842年から作られているピルスナー・ウルケル (Pilsner Urquell)です。現在のビールの主流であるピルスナータイプの元祖で、ビール好きなら名前を知らない人はいないと思います。

3年前にピルスナー・ウルケルの工場見学に行きましたが、見学の最後に樽から注いでくれた無濾過のピルスナー・ウルケルは、まさに絶品でした。
工場附属のレストランでも濾過したものしか提供していませんが、無濾過のを出しているピルゼン市内のレストランを最近発見しました。

チェコではホスポダ(hospodě)というイギリスのパブみたいなお店がどの町にもたくさんあって、ピルスナー・ウルケルのようなブランドや地ビールが飲めます。

1日目:

ということで(?)、関空からアムステルダム経由でプラハへ。
関空10時25分発のKLMでしたが、折り返す機材が遅れて約40分の遅発となりました。アムステルダム到着もその分遅れるため、もともと1時間半くらいしかなかったプラハ便へは乗継ぎできません。走ればいい?と言ったらカウンターのお姉さんに睨まれて、預入荷物が移せません!と一言。次の便がチェコ航空の19時15分発しかなく、アムステルダムでの乗継ぎ時間が約4時間になりました。
ただ、この便も30分以上遅れて、プラハ空港到着は午後10時を回っていました。

空港からホテルまでは Airport Transfer の shared transport という乗合タクシーみたいなのを予約していました。(ある旅行情報サイトで、貸切の private transfer より安くて、無茶に詰め込まれたりしないとの情報あり)
プラハ到着便が変更になったので、関空にいるうちにメールで連絡したらすぐに確認の返信があって安心していましたが ….  到着してロビーへ出ると、ボードを持ってドライバが三人並んでいるのに、どこにも自分の名前がない !!!

到着便が遅れてもちゃんとフォローしてくれるはずやろ、カンベンしてよ〜と思いながらそのうちの一人に予約番号を見せると、本社(?)へ電話して予約番号が無いとか言いながら何度も確認してました。
そのうち他のドライバーは予約客が来ていなくなってしまうし、なんて日だ〜と長電話するドライバーを見ていると、突然「私があなた方を連れて行きます(キッパリ)」ということになりました。
スーツケースを載せて、抜け道なのか狭くて急カーブの道をブッ飛ばしてくれました。
どうでもいいことですが、このドライバが持っていたボードの名前の人はどうなったんでしょうか?
元々の予定通りなら午後7時前にはホテルへ着いて、トラムに乗ってピルスナー・ウルケル直営レストランへ行って一杯目のビールを飲んでるはずだったのに、11時を回っていてバタンキューでした。

なお、帰りも予約するつもりでしたが、出発便でトラブったらどうしようも無いので価格差はだいぶありましたが(455Kč ⇄ 780Kč)、ホテルで頼みました。

チェコの通貨はチェコ・コルナで、ISOコードでは CZK、一般にはKč 。
1Kč = 約 4.75円 (クレジットカードの請求、9月中旬)。
ユーロはほとんどの店で使えるようで、1€ = 25Kčの表示が多かったです。
結構大きい店でもカードが使えないことがあります。

ホテル:
ホテルはKLMのサイトからBooking.comで、アクツェント ホテル (Akcent Hotel) というのを予約しました。
マラーストラナ地区にあります。

目の前に Na Knížecí というバスターミナルがあり、トラム乗り場はバスターミナルの反対側や、ホテルを出て左手にまっすぐ歩いて数分のところにあります。
その先にショッピングセンターがあり、大きなスーパーやたくさんの専門店、ボーダフォンやO2の携帯ショップもありプリペイドSIMが買えます。
メトロはB線 Anděl 駅への降り口がドアから10メートルくらいのところにあり、移動にはとても便利です。

正面と、バスターミナル側から見たホテル
 
前から見ると大きな建物ですが、後から増築したような一番上のワンフロア(6階)だけがホテルです。
建物がH型で、部屋の配置も下のようになっています。配置図の下側がバスターミナルに面しています。メトロへの降り口は本当に目の前です。
 

ホテルからバスターミナルを見る

レセプションの人は感じがよく、朝食は豪華ではありませんが必要十分と思います。
エレベータはホテル専用で、カードキーをかざさないと6階ボタンが押せません。

部屋は広く、バスルームはヨーロッパの一般的なものでバスタブはありません。

シャワーの水圧は十分で温度調整も反応が早いです。
普通のハンドシャワーと天井から吊り下がっている大きな固定のシャワーがあり、オンオフもボタンを押すだけです。
出張も含めてヨーロッパのいろんな(超高級ではない)ホテルに泊まりましたが、シャワー設備で満足できたのは初めてで快適です。

ただ、トイレとシャワーが同じ部屋なのはいまだに慣れませんが。

値段も日本のビジネスホテルのツインルームと変わらず、移動が便利なのでオススメです。

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プリンタ HP5521 スキャナ修理

公開: 2019/09/07

プリンタで書類や写真のスキャンができなくなりました。

5年ほど前に購入したHP Photosmart 5521という複合機で、macOS付属のプレビュー(Preview)アプリでスキャン操作ができ、スマホからも印刷できるので便利に使っていました。

1年くらい前にもエラーでスキャンできなくなり、分解して何もせず組み直したら理由も分からず治りました。
今回も分解して、念のためギアの歯面や軸に給油して治ったゼイと思っていたんですが、数日でまたダメ
もともとギアに汚れなどなく分解して組み直しただけで動いたという状況で、別の問題があるのかなとよく見たら ….

スキャンヘッドがうまく動いていないのが原因でした!!

分解:

    • 作業前に、カバーとスキャナをガムテープなどで固定して、作業中にバタンと開かないようにしておく

    • 開閉アームの黄色矢印のあたりにマイナスドライバを差し込んで、ピンから外す

    • スキャナとカバーを90度に立て、本体側カバーの取付ネジ(トルクス#10)を外す
      緑丸の4本を抜き取り、赤丸の2本はゆるめなくてよい

    • 後ろ側に高さ7〜8センチの台を用意し、本体側のカバーを持ち上げながら、スキャナのヒンジ部を左右交互に抜き取って、スキャナ部を水平に支える
      注意:左側にあるフラットケーブルに無理がかからないように
       

    • スキャナの取付ネジ(トルクス#10)8本を抜き取る

    • スキャナ部を起こして本体に載せる
      載せるだけでは安定せずフラットケーブルにも無理がかかるので、ヒンジを戻して、開閉アームもはめて本来の位置に戻すほうが作業が容易になる
      (ネジは戻さない)

    • ガムテープを外して、カバーとガラス台(一体になっている)を取り外す
      ガラス裏側が汚れないよう注意

    • スキャンヘッドを垂直に持ち上げて裏返す、フラットケーブルに注意
    • スキャンヘッド裏側に支持ローラが付いていて、ヘッドをガラス面に押し付けるようなっている

ここまできたところで、片方のローラが低いのに気がついて抜き取ったところ、スプリングが入っていませんでした。

スプリングが正しく入っている状態

このため、スキャナヘッドが水平に支持されず、スキャン開始位置(右端)でエラーになっていたと考えられます。

しかし、スプリングが折れたとしても破片もなく、破片がどこかへ落ちるような隙間もありません。
すなわち、初めから入ってなかった?ということで、

  • 購入後、4年くらいはナゼか正常に動いていた
  • 1年前にエラーになったが、分解・組立をしたらたまたま動いた
  • 最近、とうとうダメになった

と、理解するしかないですね。

スプリングはスキャンヘッドを押さえているだけなので、ボールペンなどに入っているもので強過ぎず外径が小さすぎないようなスプリングを探して、正常な側と同じように動くように組立て。
まぁ、とりあえず修理完了!ということで。

蛇足: タッピンネジ(Self Tapping Screw);
プラスチックだけでなく金属にも使われますが、部材側にはネジサイズに応じた穴があるだけで、ねじ込む時にネジ山を作りながら締めるネジをタッピンネジと呼びます。
基本的に、締めたら終わりというネジなので、再組立では元のネジ山を潰してしまわないよう注意が必要です。

再組立でタッピンネジを締める時のコツ:
ネジとドライバをまっすぐに立てて力を入れないで、ゆっくり逆方向(反時計回り)に回すと、コトンと落ち込むところがあります。ここがネジの切り上げ部で、そこから普通にねじ込むと元のネジ山に倣って締めることができます。
うまく倣っていないと元のネジ山が削られてしまい、何度もやってしまうとネジが効かなくなるので慎重に。

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iPad – キーボード付カバー

公開: 2019/08/11

家人がiPad miniを持っていて、旅行先でいろいろ調べるのに役立っています。iPhoneSEでは画面が小さくて、ちょっと苦しいです。
(MacBookProを持って行くかと思ったこともありましたが、
重いです)

自分も欲しいな〜と、去年のスペイン旅行前にiPad(第6世代)を買いました。
ところが、何を勘違いしたのか、ディスプレイサイズ9.7インチをminiと同じ7.9インチと読み違っていて配送されてビックリ、1.8インチ差はでかい・・・見やすい!!
勘違いして良かったというところですが、街中を持って歩くにはちょっと大きくて、ホテルの部屋で下調べをするのに重宝しました。

いろいろ使ってみて、ネット検索やメールなどの文字入力が、iPhoneに比べるとマシとは言え、画面のソフトウエアキーボードはやはり扱いにくいです。
何年も前にiPhone用に買った折畳式キーボードがあるんですが、Bluetoothのペアリングが手間取ったりするので考えていると、アップルのサイトに良さげなキーボード付カバーがありました。
Amazonで同じものが出ていて、アップルより約30%オフでした(なんで?)。
それが、SLIM FOLIO iK1053BK(ロジクール) です。

MacBookProの英語(米国)キーボードと配列が同じです。

最上列の機能別キーで、ホーム画面に戻る、英数/かな切替、検索、トラック操作(音楽など)、音量調節、画面ロック などができます。
また、fn(ファンクション)キーを押しながら X, C, V を押すと、カット、コピー、ペースト ができます。
 

キーも打ち易く大満足です。
英数/かな切替は機能別キーの  を押すんですが、今がどちらかは表示されないので、変えなくていいときはキーをもう一度押さないとなりません。
macOSの ⌘英かな みたいなアプリがあれば言うことないんですが …

Amazonのレビューも概ね好評ですが、故障が多いというのとサポートの窓口が不親切というのが各1件ありました。
他に、
落としたらキーボードのEキーが外れて部品が壊れた…iPadは守ってくれるがキーボードは守ってくれない…もし落としたら、キーボードが壊れないことを祈って…キーのタイピングはとても良いけどEキーがなくてカッコ悪い…
というのがあって笑いましたが、星4つでした。
重さは1Kg超えという書き込みもありましたが、Apple Pencilを含めて920gです。

キーボードの電源としてボタン電池 CR2032 が2個入っていて、寿命は4年!と謳っています。充電などの手間が無いのは楽です。

iPadを固定位置から外すとキーボードの電源が切れるので、広げた状態あるいはキーボードのうえにiPadが載るよう折り畳んでも、誤動作とかはありません。

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Mac – キーボード切替

公開: 2019/07/29

私はMacBookProを使っていますが、文章を入力するときの”英数”/”かな”の切替は、標準では、コマンドキー⌘(左右どちらでも)を押しながらスペースバーを押します。

ところが、このやり方では”英数”/”かな”が交互に変わるので、現在どちらになっているかを知らないとメンドくさいことになります。メニューバーに状態が出ますが、フルスクリーンにしていると分かりません。

これでは使いにくいので、Karabiner という常駐アプリを使っていました。
元々はKeyRemap4MacBookという名前で2006年ごろにリリースされたものです。
Karabiner で設定すると、左の⌘キーで”英数”に、右の⌘キーで”かな”になります。
これが楽なのは、現在の状態がどっちか分からなくても気にせず、左の⌘キーを叩いてから入力すれば”英数”、右の⌘キーを叩いておけば”かな”というところです。

便利に使ってはいたんですが、MacOSが10.12 SierraにアップグレードしてからCapsLockキーのオンオフを示す小さな緑色LEDが点灯しなくなりました。
キーボードの故障か!?といろいろ調べてみたんですが、修理なら費用もかかるしな〜としばらく放置してましたが、立ち上げ時に読み込むアプリを全て外して順にチェックするとKarabinerが原因と分かりました。

でも、これがないととても使いづらいので代わりを探していたら、⌘英かな というのがありました。
これは、実行するだけで左⌘キーが”英数”、右⌘キーが”かな”になるアプリです。Karabinerほど多機能ではありませんが、最新のMacOS 10.14 Mojaveで問題なく動いています。

なお、KarabinerはアップデートしてKarabiner-Elements-12.5.0でMacOS 10.14 Mojave に対応しましたが、MacのブラウザSafariで不都合が出ています。
Safariでネットのページにあるリンクを開くときに、⌘キーを押しながらクリックすると別タブで開く機能が働かず、単純にクリックしたのと同じように画面が切り替わるだけで、とても不便です。
LEDが点灯しないことといい、なんでやねん!と思いますが、ネットで探しても同じ症状の報告は見つかりません。ひょっとして私だけ?? …

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旅行の準備、の準備 – 完了(追記)

公開: 2019/06/09
追記: 2019/07/12

うどん県めぐりや温泉など国内旅行も行きますが、毎年9月中旬に1週間〜10日ほどの海外旅行に行っています。
金の切れ目が来るか、身体がついて来ん!になるかまで頑張っています。

海外旅行は、航空券だけを旅行社で手配してホテルは自分で探したことが一度ありますが、それ以外は旅行社のフリーツアー(往復航空券+ホテル+都市間移動)をネットで見て見積りを貰い、日数などを調整して契約していました。
旅行社のフリーツアーは何も考えなくてもいいので便利ですが、例えば、ホテルを指定すると一泊一人数千円の追加になり、追加料金で安いホテルに泊まれるやんかという金額です。
今までヒドいホテルに当たったことは無いですが、指定しなければ、アクセスが便利なところになるのは運次第です。

そこで今回は、以前から気にはなっていても何となく胡散臭い印象(個人の感想です)のあったオンライン予約サイトのうち、Expedia で調べてみました。

9月中旬プラハ、現地7泊、エアライン KLM という条件で;
往路:関空発10時25分 => アムステルダム => プラハ着 17時45分
帰路:プラハ発 8時50分 => アムステルダム => 関空着 8時45分(翌日)
航空券+ホテル 合計 約 ¥174,000

ここ3年くらい頼んでいる旅行社の見積が 約 ¥198,000 なので、コンフォート・エコノミー席へ変更しても十分お釣りがきます。
KLMのコンフォート・エコノミーというのは、他社で言うプレミアムエコノミーではなく、もっと安くて足元がゆったりしている席です。

参考のために、航空券もホテルも直接予約したらどうなるか調べてみました。

ホテル:
Expedia の予約で指定した Hotel Roma Prague ★★★★ホテルの公式サイトへ行って、同じ日付でダブル(ツイン)の部屋を探すと;(7泊)
 – 予約時に決済して、キャンセル不可 => €585 (¥71,500)
     (決済時に15%オフという表示が出ましたが、決めてないので分かりません)
 – 到着時に支払い、キャンセル可 => €722 (¥88,000)

航空券:
KLMのサイトで、同じスケジュールで調べると;
 – キャンセル不可 => ¥131,000

キャンセル不可の最安条件で比べると(一人当たり);
旅行社 ¥198,000
Expedia  ¥174,000
直接予約 ¥167,000
航空券とホテルを個別に自分で予約すると、旅行社に比べて¥31,000、Expedia と比べても ¥7,000 安くなるという結果です。

あくまでも記事を書いている時点での計算なので、為替レートや燃油サーチャージの変動などで変わってきます。
家人の休暇が確定すればもう一度調べて、どうするか決めます。

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(以下、2019/07/12 追記)

その後調べていましたが、以下のように予約を完了しました。

航空券:¥167,000 (¥145,000 + コンフォート・エコノミー ¥22,000)
6月時点と比べてサーチャージなどが変わったようで、少し上がりました(残念!)。
最初に書いたように、コンフォート・エコノミーはエコノミーより座席間隔が広く、リクライニングが深くなっています。
変な勘定をすると、往復で時給 ¥1,000ということになります。
なお、KLMのヨーロッパ便では、他社のようなプレミアムエコノミー席はありません。
いつかはビジネスクラスで行きたいと思っていますが …

ホテル:¥67,000
KLMから、パートナー契約のBooking.comならお安くなりますよ!みたいなメールが来て予約しました。
郊外行きのバスターミナルに近く、最初に考えていたホテルと同じエリアです。
口コミの評判も良くて、日本語の書き込みもたくさんありました。
空港からの行き方でメールしたんですが、折り返し丁寧な返信がありました。

合計:¥200,500 (座席指定を除くと ¥178,500)
ホテルを決めて飛行機の座席指定も含んで、旅行社の見積とほぼ同じになりました。

結論(!?):
Expediaは、改めてここ数ヶ月の口コミを見てみたんですが、苦情ばかりでした。
特に、航空券の名前のトラブル(姓、名が逆!)が多くて、その対応も酷いみたいなので怖いです。パスポートと相違していれば、絶対に搭乗できません。
中には、逆に書き込んでおいて航空会社へ確認し、間違っていたら訂正するという恐ろしい超ベテランもいました。
価格も直接買うのとほとんど変わらず、メリットはありません。

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MacBookPro スピーカー(左)交換

公開:2019/06/14

2014年秋に購入したMacBookProのスピーカーの音がとても悪くなってきました。
イヤフォンや外部スピーカではキレイに聞こえるので、ステレオ出力のバランスをいじってみて、左のスピーカーが音割れしている(らしい)のが分かりました。
アップルに修理に出すといくらかかるか恐ろしいので、 iFixit というサイトで調べてみました。
ここはもともとはアップル製品ばかりだった(?)と思うんですが、久しぶりに開いてみると各社のパソコンやスマートフォン、カメラや車までありました。
以前は無かった日本語のページ(上のリンク)があります。

そこで探すと、ドンピシャのページがありました。

パーツも買えます。中古となっていますが、永久保証ということなのでOKです。

特殊なドライバーが必要なので、まとめて注文すると;

送料がけっこうかかります。PayPalで支払うと、¥8,254 になりました。
PayPal はクレジットカード情報が購入先に渡らないので、海外通販で使っています。

スピーカー自体はAmazon でも左右セットで売られていますが、必要工具などを別に買っていると同様の価格になるようです。
工具はいいものを買わないとネジ頭を潰したりして安物買いの銭失いになりますが、上のセットのドライバー2本は Made in Germany となっていて、スイスPB 製品と同じような価格なので注文しました。

出荷したよというメールから約2週間、普通郵便で到着したのがこの梱包です。

写真はドライバーをプラケースから取り出してありますが、iFixitのロゴが入っていました。たくさん注文しているんでしょうね。

スピーカーはこんな形です。

さっそく、iFixit の説明に従って、裏蓋を開けます。右下のコーナーにあるのが問題のスピーカーです。

iFixit の説明では、必要ならバッテリーコネクタを外すと書いてありましたが、写真のようにコネクタを含むスピーカ部分は丸見えになっているので関係ありません。
説明の中の写真でも全く同じ配置なので、意味不明です。

スピーカのコネクタをヘラ状のもので浮き上がらせて外します。

購入したスピーカはケーブルの取り出し部が接着剤で膨らんでいたので邪魔な部分を削って、分解と逆順にスピーカのボルトや裏蓋のネジを取り付けて作業完了!

再起動してサウンド左右バランスを合わせて、音割れがなくなったのを確認。
正味作業時間は10分くらいでした。

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CNCフライス(9) 円柱状部品の芯出し

公開: 2019/04/29

以前の記事の後半に Probing について書いていますが、円柱状部品の芯出し精度の確認をしてみました。
加工が終わっていったん外してしまった丸物の面取りや、追加工の位置決めなどに使えそうです。

Screen2010 の画面上のメニューバーにある  をクリックすると、Probing の画面になります。

必要な設定は;
① Probe Tip Dia.: プローブとしてスピンドルに掴んでいるロッド径
② Z Clearance: ワークを安全に乗り越えるのにZ軸を引き上げる距離
③ Edge Length: ワークの直径+5〜10mm

Y+方向への動作からスタートしますので、ワークの手前へ適当な距離をとってスピンドルの位置を合わせます。

測定を始める前に、ワークが絶縁されている=アースに落ちていないことと、スピンドル側についているクリップをワークに当てた時に  が緑に点灯することを必ず確認します。

実際の作業では、状況に応じてワークの取り付けに工夫が必要でしょう。

 をクリックすると、スタートします。

実際の動作;

Y+方向へ(150mm/min)、タッチしたら後退して低速(25mm/min)で再度検出
Z上昇(15mm)、反対側へ25mm+6mm(プローブ直径)移動、Z降下、検出
Z上昇、X+側へ移動、Z降下、検出
Z上昇、X−側へ移動、Z降下、検出
Z上昇、X0 Y0へ移動して停止

停止した位置 (X0 Y0) で、スピンドルにピックテストを付けて振り回し、芯ズレを測定してみました。

芯出しと測定を2回行いましたが、ピックテストの読み(TIR)は0.05〜0.08mmで、芯ズレは0.04mm程度以下と考えられます。
ピックテストの精度、スピンドルの振れなどいろんな要素が絡んでくると思われますが、まぁまぁかなと納得しました。

スタート位置を左右(X方向)に1〜2mmずらしてみましたが、ほとんど数値の変化はなかったので、目で見てだいたいワークの中心線上にあれば問題ないようです。

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薬師寺東塔 修理現場

公開: 2019/04/29

薬師寺東塔は解体修理のため素屋根で覆われていますが、その内部を見学できるということで、10連休の最初の日に行ってきました。

今までも何回か見学できる機会があったみたいで、気付かなかったのが残念です。
10連休期間だけの公開で、あとは来年3月の落慶法要まで見ることはできません。

パンフレット:

内部見学はヘルメット着用で、写真の右手が素屋根内部への入り口です。

内部は東塔を取り巻いて斜路が組んであり、各層の周りを見ながら水煙が見えるところまで上がれます。平らな作業スペースへはどこも入れませんでした。

パンフレットに水煙が写っていますが、下のように現場では足場が組まれていました。3月に新旧の水煙が地上で公開されているので、パンフレットのは交換する前で、この写真はすでに交換された水煙と思います。

傷みの激しい部材は交換されたそうですが、良く見ないと分からないように着色(?)されています。

これだけのものが1300年前に造られ災害をくぐり抜けて建ち続けてきたこと、またそれを現代の技術で解体修理できるということに、なんとも言えない感動を覚えました。

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車のナンバープレート

公開: 2019/4/14

車のナンバープレートの番号を希望の数字にすることができますが、ずっと以前に6809というのを使っていたことがあります。

個人で好きな番号にしたり、社用車の番号を同じにしたり、いろんな番号を見かけます。自宅近くの不動産屋さんでは、乗用車から軽トラまで同じ番号です。
3298というのがよくあるというのをYahooニュースで見かけましたが、ミニクーパーのオーナーだそうです。

30年以上前にマイコンというのが世に出てきた頃にコンピュータに興味を持っていた方なら、6809と聞いてお分かりではないでしょうか?
当時の8ビットCPUは、インテルの80系とモトローラの68系がありました。
自分も興味があったので、勤めていた会社の後輩がコンピュータに精通していて、プログラム(コード)がCPUによって違うというような初歩の初歩から教えてもらいました。
教えてもらいながら、マシン語(今は死語?)を勉強するために買ったのがモトローラ発行の書籍だったので、68系でのプログラムが少しできるようになりました。

6809というのは68シリーズの最後で究極の8ビットと言われ、このCPUのためにOS9というオペレーティングシステムが開発されて8ビットでありながらマルチタスクであり、実際に数人が別々の作業を同時にすることができました。

ということで(前置きが長い)、コインパーキングでこの番号の車を見つけました。
分類番号から見て、希望された番号でははなさそうですが。

それで?
オチは無いんかい!という話です。

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タイア交換

公開: 2019/4/13

毎年、12月初めと3月末ごろにタイア(ホイール)をノーマル⇄スタッドレスに交換しています。
勤めていた頃は北陸方面への出張が多く、12月初めにスタッドレスに交換することが必須でしたが、今は富山や岐阜の温泉地へ行くためだけになっています。

以前は、ホイールを積んでディーラーに持ち込み、帰ってきて下ろすということをしていました。ワンボックスならスペースがあると思いますが、重いホイールの積み下ろしにはけっこう手間がかかります。
ただ、ディーラーだとホイールを交換して洗車もしてくれるので、ずっとお願いしていました。
それなりの作業費も必要ですが、作業費よりホイールの積み下ろしが邪魔くさくなってきて、
自分で交換したら簡単かなと思ったのが2年くらい前でした。
ジャッキやトルクレンチなどの必要工具を購入すると、ディーラーの作業費1回分くらいでした。

使った工具類:

ジャッキの上についているのは、プラスチックのブロックです。車側のジャッキ受けが箱型になっていてジャッキをそのまま噛ますと潰れてしまうので、嵌るように自作したものです。
もっと負荷能力の大きいものが操作も軽いと思いますが、スペースがないのでこれで我慢しています。

トルクレンチは規定の120N-mをカバーするもので、オートバックスで購入しました。説明書にも書いてありますが、使い終わったらトルク設定をフリーに戻しておきます。

ガイドボルトはホイールを取外し/取付けのガイドで、これ無しでも作業はできますがあると便利です。専用品は高価ですが、M12xP1.5(細目)六角ボルト-首下120mmの頭をカットして作りました。ボルトは モノタロウで購入しましたが、細目のはホームセンターでは売っていないかも知れません。

ボルトアダプタは、各ホイール5本のボルトのうち1本が盗難防止になっているので、トルクレンチのソケット(17mm)が嵌るようにするものです。
実は、今回ホイールを交換しようとした時にこのアダプタが見つからず、仕方なくディーラーで購入しました。去年の12月初めに交換した時に、ひょっとしたら、付けたままで忘れて走っている時に落ちてしまったのかな〜よく確認しましょう ….

作業自体は単純ですが、マンションのガレージは幅方向の余裕が80cmも無いので、右と左の作業は一度にできません。
右側のホイールを交換したら、一旦前に出して右いっぱいに停めなおし、センターコンソールを乗り越えて左のドアから降りるという、あまり人に見せられない行動が必要です。
また、狭い場所での作業で腕や腰などに適度な(!)負荷がかかり、こころよい(!!)筋肉痛を残してくれます。

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薬師寺 – 東塔の水煙

公開: 2019/3/6
修正:2019/3/8

薬師寺東塔の水煙(すいえん)が造り替えられたということで、見に行ってきました。
公開は3月10日(日)までで、白鳳伽藍の拝観料が必要です。


仏塔の上に突き出している金属製の装飾を相輪と言うそうで、透かしになった4枚の板状の鋳物が水煙です。

新たに作られたのは、水煙とその上下部分などで、水煙は擦管(さっかん)という円筒形の部品の四方に嵌め込まれているようです。

羽衣をなびかせて笛を吹いている飛天(24体)の姿を浮き彫りにしていて、透かしの多い薄い鋳物を造るのはとても難しかったと思います。

薬師寺のすぐ横が、近鉄・西ノ京駅です。

東塔を囲む素屋根
右手に見えるのは大講堂と金堂の一部で、西塔の相輪がわずかに見えています。

西塔

西塔は、最後の宮大工と呼ばれた西岡常一(にしおか つねかず)棟梁により、1981年に再建されました。西岡棟梁は法隆寺付きの宮大工ですが、薬師寺金堂の再建(1976年)もされています。
再建にあたって、建築関係の学者との大きな論争もあり、『樹齢千年の檜は千年持つ、鉄やコンクリートは持って数百年や』と現代工法を突っぱねた人です。

木材の乾燥収縮を見込んで東塔より約30cm高く作ったそうで、完成から40年近く経って丹塗りの色が落ち着いてきましたが、あと数百年経てば東塔のようになるのでしょうか?

お目当の水煙は人が多くて写真が撮りにくかったです。
一眼+でっかい望遠を持ったおじさんが割り込んできて、無理やりレンズを突き出すので、シャッターを切るタイミングでさりげなく(!)肩を当ててあげました。

1300年を経た水煙

飛天の拡大
新しいもの

1300年前のもの

2月26日のTV報道によると、富山県高岡の伝統工芸高岡銅器振興協同組合(長い!)が製造を引き受けて、原型製作から鋳造までを各社で行なったそうです。
高岡は仏像や置物などの鋳物関係で有名なところです。
こういうものはロストワックス法で作るかなと思ったんですが、実際は上下の型を合わせる一般的な方法で、また、合わせた型を立てて鋳造していました。

材質は、銅93%、錫(すず)2%、ヒ素2% という特殊な成分でした。一般に青銅というと錫がもっと多いです。鋳造温度は1250℃だったそうですが、ヒ素の毒性って飛んでしまうんでしょうか?
鋳造後、酸やアルカリの薬品で発色させてオリジナルの色に合わせているそうです。

東塔の上に載せられてしまえば、こんなに近くで見られるのは何年先でしょうか。
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トナラー

公開: 2019/2/28
編集:2019/2/28

トナラーとという言葉をご存知でしょうか?

少し前にYahooニュースに記事が出ていたんですが、ガラガラの駐車場でナゼか隣に停めてくる車を指す言葉です。
トナラーという言葉はけっこう前からあるようですが、乗り物の席やトイレの個室でもそんな人がいるとの記事もありました。

我が意を得たりではないですが、自分以外にも被害者(!)がいるんや〜と納得しました。
何度も経験していますが、2011年に飛騨高山の駐車場で撮った写真が残ってました。

濃紺が自分のですが、停めた時には右手のPRADOも無く全くのガラガラでした。
何時間かして戻ってきたらこんな配置(!)になっていて、唖然としました。
白い車の運転者が戻ってくるのを待とうかと真剣に考えましたが、アホらしいので止めました。

何のために?勘弁して〜

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北陸 – 温泉、飛騨の匠文化館など

公開: 2019/01/30
編集:2019/01/31

福井県 武生(たけふ) ➡︎ 富山県 庄川温泉 ➡︎ 岐阜県 奥飛騨温泉 ➡︎ 高山へ行ってきました。

1日目:
勤めていた会社で所属していた事業部の北陸方面総代理店が武生(たけふ、今は福井県越前市)にあって、そこの先代社長が亡くなられて10年になりました。
ずっとご命日にネットショップから花を贈っていましたが、ひと区切りという思いでお花を持参しました。

先代の奥様やご家族としばらくお話しして、お昼は、久しぶりに越前おろし蕎麦で有名な蕎麦屋森六(もりろく)へ行きました。仕事で福井方面へ行くたびに立ち寄っていたお店ですが、味は変わっていません。
暖簾がなければ通り過ぎてしまうような佇まいです。
  
越前おろし蕎麦というのは、ソバつゆに大根おろしを合わせて食べるものですが、ほとんどはブッカケと言って、写真のように蕎麦に辛味大根と鰹節を載せてダシをかけたものです。

辛味大根という名前の通り、キーンと涙が出そうに辛いことがあり、先代社長は辛いのがちょっと苦手だったのを思い出しました。
先代社長とは営業のやり方なんかで衝突したこともありますが、いろいろ教えていただくことが多く、行く度に美味しいものをご馳走になりました。

そこから北陸道砺波(となみ)インターまで走って、庄川(しょうがわ)温泉の宿へ。
東海北陸道荘川インター近くに荘川(しょうかわ)温泉というのがあるので混同されませんように。

成分の違う二つの源泉があるというのが自慢の三楽園という温泉宿で、行くのは3回目ですが、とてもいいところです。
武生からは2時間ほどで、ゆっくり温泉に浸かって夕食をいただきました。
食事は大部屋ですが、各テーブルが御簾のようなもので仕切られて
いて、寛げます。

2日目:
朝食後、旅館から20分くらいのところに関西電力の小牧ダムがあり、ダム湖の遊覧船に乗ってみました。旅館で乗船券を買うと半額です。

ダム湖の上流に船でしか行けない大牧温泉があります。

それにしても、この看板は新しくしたほうがいいと思いますが ..

 

 

船の乗り場と、船内の案内図
 

出発して振り向いて、乗り場の向こうに橋のように見えるのが小牧ダムの堰堤です。
下流側に関西電力の小牧発電所があるはずです。

上流に向かって行くと、すごく高い位置に橋があります。

橋を過ぎて、大牧発電所の先に大牧温泉の船着場があります。

大牧発電所は東側の高いところを流れている利賀川(とががわ)から取水して、庄川へ放流するそうです。


写真では分かりにくいですが、船着き場の階段に宿泊客がぎっしり並んでおられます。
タイのお客さんが60人だそうで、日本の方も含めて船は満員になり、大牧温泉旅館の前でUターンして戻ります。

遊覧船を降りて、飛騨古川の飛騨の匠文化館という、伝統的な木工技術の展示館へ行きました。ここも何回か来ていますが、千鳥格子や材木の継手などが手にとって見られるようにしてあり、面白いところです。
普通の格子なら単純に組めて分解もできますが、飛騨の千鳥格子というのはどうして組んだのか分からず(ある
資料によると250年も謎だったそうですが)、誰かが一部を壊して構造が分ったそうです。

普通の格子(下左)は縦横同じように、板厚の半分まで切り欠いた細い角材を組み合わせたもので、加工も組み立ても簡単です。
千鳥格子(下右)というのは、縦横の組み合わせが織物のようになったもので、分解ができません=どうして組んだのか謎

組み上げたものを見ると、誰でも、上右のように角材を加工してあると想像しますが、実際には下のように切り欠きを深く加工してあります。

寸法比率を適当に描いてあるので分かりにくいかも知れませんが、考え方は理解してもらえると思います。板厚の2/3まで切り欠いているようです。
切り欠き部の幅や間隔を飛騨の匠の卓越した技で加工してあるので、ピッタリ組み合わせて枠に嵌めれば中に隙間があるのは全く分からず、謎の格子が出来上がるわけです。
千鳥格子の大きな見本がありますが、長年たくさんの人が触っているためか、ガタガタになっていて、かえってよく分かります。

大工道具や木造家屋の精密模型など展示してありますが、材木を接合する継手(つぎて)というのが興味深いです(私だけ?) 。
飛騨の大工さんが、雪に閉ざされた冬場に囲炉裏端でいろんな工夫をしている姿を想像してしまいます。
余談ですが、私の生まれた家のお隣が大工さんで、作業場で材木の墨入れをしてほぞ穴を加工したり鉋をかけたりしているのを見て、建築のほうへ進みたいと思っていたこともありました。結局、機械屋になりましたが。

継手に話を戻すと、一見して分からない形の代表が四方鎌継(しほうかまつぎ)かと思います。似たような継ぎ手で表に見える形が違っても、考え方としては同じです。

角柱の4面に同じ形が見えていて(これもガタガタになっていますが)、どう加工したのかというと;
  
45度方向へずらすと、外れます。
こういうのを曲尺と鋸、鑿で作る技はすごいですね。

飛騨の匠文化館のそばに、福全寺跡の大イチョウがあります。
今は葉が落ちて枝だけですが、秋には黄金色に輝きます。
 

近くの蕎麦屋でお昼を食べて、今日の宿、奥飛騨温泉郷 新平湯温泉の甚九郎へ。

見かけは旅館ですが民宿で、部屋は風呂トイレ無しの昔のスタイルですが、温泉は内湯と露天風呂がそれぞれ男女別にあり、貸切露天がひとつあります。
部屋にはこだわらず、温泉があって食事が美味しければいいという方には、料金もリーゾナブルでお勧めです。ここで泊まるのは5回目でした。
駐車場は温泉を使ったロードヒーティングになっていて雪はありませんが、前の道路は圧雪状態でした。

3日目:
奥飛騨から高山市内までは40キロ余りの一般国道で、晴れていましたが路面は圧雪あるいはシャーベット状です。10キロくらい走ったところから大型バスを先頭にダンゴ状態になった集団に追いつき、バスから自分の車までの6台くらいが車間を十分に取らず、下り坂が多い道でブレーキ踏みまくりでした。
雪道で、なんでそんなにくっつく?
こちらはギアシフトするだけでタラタラ走って、ホテルへ車を預けて、酒蔵巡りへ。

酒蔵巡りは、毎年今頃に市内の六つの酒蔵が順にそれぞれ1週間くらい酒蔵の中を公開して、酒造りの工程の説明をしてもらってお酒を試飲させてもらえます。
各酒蔵で有料の試飲ができますが、当番の蔵では一杯だけ(量は少ないです!)無料になっています。

行った時には、二木酒造で酒蔵の公開をしていました。

山車(さんしゃ)というのは、酒蔵のひとつ原田酒造場の銘柄です。
午後早くは断続的に雪模様でしたが、夕方になると本降りになってきました。
 

ホテルは、街のほぼ中心部にある スパホテルアルピナ飛騨高山です。
最上階に温泉の内湯と展望風呂があっていいところですが、御多分に洩れず外国人観光客が多いです。市内も、ここはどこ?というくらいに外国語ばかり聞こえてました。

4日目:
宮川沿いの朝市で赤カブの酢漬け、酒蔵でお酒、などのお土産を購入し、古そうな喫茶店でお茶していたら、店内に面白い看板というか表示がありました。

たぶん、商い(=秋が無い) ますます(二升=升 升) 繁盛(五合=半升) と思います。
二六一一というのは皇紀(神武紀元)のことだと思い、店の人に昭和26年からですか?と聞いたら当たってました(昭和年数+2585=皇紀)。

ちなみに、昭和12年に12試艦戦として仕様書が示され同15年に制式採用された帝国海軍の艦上戦闘機は、皇紀2600年に当たるので零式(れいしき)艦上戦闘機と命名されました。
ゼロ戦というのはアメリカ軍がZero Fighterと呼んでいたためです。

昼過ぎに飛騨高山を出て、夕方帰宅しました。
総距離 約860Km、燃費 13.7Km/L

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車の話 : エンジン点火系交換

公開: 2018/12/28
編集:2019/01/10

エンジン点火系と言うと大げさですが、スパークプラグとイグニションコイルを交換しました。

先月下旬の休日に家人が車で出かけてしばらくすると「車が壊れた〜」とパニック状態で、ものすごい振動があると半泣きになって電話がありました。
インパネのエラー表示とマニュアルを見て、とりあえずディーラーへ持ち込めと指示して、結果待ち。
しばらくして、イグニションコイルが一発死んでるとの報告で、修理完了しました。
イグニションコイル1個と作業費で、22,000円也。
作業報告書に、残り3個(4気筒なので)
の交換費用見積が付いていて、47,000円也!

まあ、85,000kmを超えているので、自然故障ということで仕方がありません。
残りも交換するべきと思いますが、何で?という金額なので自分でできるかなと調べたところ、YouTubeで全く同じエンジンでの交換作業の詳しい動画がありました。
この動画をアップしたした人はプロの写真家らしいですが、ユースケサンタマリアみたいに世界の問題を一身に背負っているような顔をして、笑顔がありません。
動画を見れば分かるのでとても感謝していますが、米語の早口なので聞き取るのは難しいです。

動画の初めに必要な工具も説明があって、必要部品と工具をネットで探してみました:
(工具の主なものにリンクを張っておきました)

スパークプラグ 4本セット
–  NGK イリジウムMAX ZFR6FIX-11P @Amazon
イグニションコイル 3個
–  BOSCH 0221504800 @Amazon

スパークプラグソケット (マグネットでないタイプ)
–  コーケン Z-EAL 3300CZ-16 □3/8″ 16mm @Amazon
ソケットハンドル
–  TRUSCO (T形)TSSB3-200 □3/8″ @Amazon
トルクレンチ
–  M-323-2D □3/8″ @モノタロウ
ソケット延長
–  250mm □3/8″ @モノタロウ
トルクスソケット
–  PROXXON E14 □3/8″ @Amazon

以上で、24,000円也!
ディーラーでイグニションコイル1本交換したのとほぼ同じになります、しかもスパークプラグ4本も含めて。

さっそく注文して、今週初めに全て揃ったので、やってみました。
興味のある方は上のリンクのYouTubeを見ていただければいいので、作業中の写真はありません。

注意することといえば、
▶︎ 跳ね上げたボンネットに頭をぶつけないよう!
▶︎ エアフィルターの取付(6ヶ所
)とその下のカバーの両端の取付(2ヶ所)は、両方ともに8mm頭の六角ボルトですが、先端が違うので混同しないよう
▶︎ スパークプラグの締付トルクは、NGKでは25〜30Nm (取付ネジ14mmの場合)
▶︎ タワーバーのトルクスボルトE14はとても固く締まっています (締付けトルクは不明)

新旧のスパークプラグ:

作業を始めるときに気がついたんですが、取り外したはずのカバー類やイグニションコイル周りに汚れを拭いた形跡が無いんです。
家人がディーラーへ駆け込んだ当日、サービス担当者が忙しかったのかも知れませんが、取り外した部品や作業したところを普通は拭くでしょと思うのは私だけ?

部品交換後、踏み込んだ時の吹き上がりがスムースになったような ….. 気がします。

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スペイン – マドリッド (Madrid)

公開: 2018/12/01
編集: 2018/12/03

コルドバからマドリッドへはスペインの新幹線 AVE で移動します。
スーツケース透視とハンディスキャナによるチェックがありました。日本の新幹線も、運行本数が桁違いとは言え、何らかのセキュリティチェックが必要と思います。
 

駅のホームには何号車がどこに止まるのかの表示がなく、スペイン人らしき二人連れに聞いたら「少し前までは書いてあったけど、分かりませ〜ん」ということで、入ってくる列車を見て一緒に追っかけ、無事着席。マドリッドまで1時間46分、GPSアプリによると最高速度220Km/hくらいで、揺れもなく快適な旅でした。

ホテルへは12時ごろに到着、中心地から少し離れています。
スペインで何でフロリダ?と思っていたら、ホテルの前の大きな道路がフロリダ通り (Paseo de la Florida) でした。

ツーリスト向けという感じのとても大きなホテルで、ツアーグループでいっぱいでした。

フロントの対応はそれなりのもので、今回の旅行で泊まったホテルの中では一番下?、でも嫌な感じはなかったです。

チェックインして、サン・ミゲル市場 (Mercado de San Miguel) へ行ってみました。

ここはフードコートみたいなもので、店のカウンター(狭い!)が空いてればそこで、空いてなければ壁際といってもガラス壁沿いにカウンターがあるので、ビールも買ってきて飲み食いします。昼時で、観光客だけじゃないようですが、いっぱいの人です。
店の品定めに気を取られて、写真がないです。

サン・ミゲル市場の南に、カババハ (Cava baja) というバルの多い通りがあります。

こんなお店がいっぱいあって、
 

お店によっていろいろですが、ピンチョスがおいしいです。
   

フラメンコ
スペインに行ったら外せないので、旅行前に予約をしました。
グラナダでもタブラオがありましたが、夜9時とか10時ごろスタートで終わるのが真夜中あたり、帰りがちょっと危険かなと。
Corral de la Morería はショータイムが午後6時からあって、街の中心部で安心です。
予約の時は知らなかったんですが、ここはテレビの旅番組などでもよく出てくる超有名なお店でした。
午後6時に入店して食事、フラメンコは8時前にスタートです。

食事込みのプランもあったんですが、アラカルトで注文することにして、ショーだけ予約しました。

ここでは、タパスやピンチョスでなく、ちゃんとした(!)ディナーをいただきました。
   
   

フラメンコの舞台、右手が正面となり、 “かぶりつき” は何ヶ月も前から予約しているそうです

アンコールのときは写真OK

隣のテーブルのモスクワから来たという年配のカップルの奥様が、女性のダンサーがパンタロンで出てきたので、派手なフラメンコ衣装じゃなかったと残念がって(というか怒って)おられました。
踊っている時の床を蹴る靴音がすごいです、タップダンスの比ではありません。
手を叩く音も迫力があり、動作・拍手・靴音・バックの歌声が組み合わさって素晴らしいショーでした。
ホームページは日本語(なぜか画面切替が国旗でなく”日本人”)があり予約は簡単です。
翌日(マドリッド二日目)はトレド1日ツアーを予約してあったので、別稿で …

マドリッド三日目、四日目Madrid City Tour という市内循環観光バスのチケットを予約していました。(このサイトは日本語はありません)

ネットで予約するときに見た地図では、最寄りのバス停はデボド神殿 (Templo de Debod)の近くのようで、ホテルから歩いて行きました。


デボド神殿 (Templo de Debod)とは、アスワンダム建設による水没からアブシンベル神殿を救うため、スペイン政府が行った援助へのお礼として1968年にエジプト政府から贈られたものです。(地球の歩き方より)
内部が見学できるようですが、メンテナンス中で閉鎖されていました。


神殿は丘の上にあり、王宮や町並みを見晴らせます。

この日は、バス停がなかなか分からず、街の人に聞いても皆さん違うところ!を教えてくれましたが、結局、だいぶ離れた別のバス停でやっとこさバスに乗れました。

上の2枚と下の写真は、翌日に撮ったデボド神殿とその前のバス停に近づくバスです。

バスに乗り込むと、ドライバーとは別に受付カウンターがあります。
     
カウンターに担当者が座っていて、スマホの予約画面を見せるとQRコードをスキャンして、乗車券代わりのレシートをパンフレットやイヤフォンと一緒に渡してくれます。
バスを乗り換えた時はこのレシートを見せればOK、無くさないよう注意。

どなたかのブログに、2階席はイヤフォンの音が聞きづらくて分からなかったという記事がありましたが、乗った時に渡してくれるイヤフォンでも特に問題は無かったです。
USBケーブルを持っていけば、スマホの充電もOKです。

イヤフォンからは周囲の建物などの案内が流れてきますが、日本語もきれいで、バスが移動するのにうまくシンクロしていました。
2階席はオープンですが、手すりというか囲いの構造がバスによって違い、写真の撮りづらいのもありました。

以下は、バスから、あるいは降りてから撮った市内あちこちの写真(順不同)

有名なチュロスのお店 チョコラテリア・サン・ヒネス (Chocolateria San Gines)

日本語のメニューあり(アレルギー物質の表示も)、メニューの一番上のチュロス6本とチョコレート、ビールを注文しました。
   

マドリッドを象徴するという広場 プエルタ デル ソル (Pueruta del Sol 太陽の門)、
有名なシェリー酒のデッカい看板

クマとヤマモモの像

アップルストア、中へ入るとレイアウトなんかは日本と同じ雰囲気でした。
マドリッドにも4店あるようで、ここは Apple Puerta del Sol でした。

マドリッド自治政府庁

マドリッド自治政府庁の前にある道路元標

お昼に食べたシシトウ(?)の素揚げ、アンチョビの唐揚げ

アルカラ門 (Puerta de Alcalá) とその銘板

銘板には「1778 年、国王カルロス 3 世に」とラテン語で書かれているそうです。
ローマ数字の記法を思い出しました。


アルカラ通りとグラン・ビア通りの角にある Metropolis Building
Metropolis というのは保険会社の名前で、20世紀初めに別の保険会社のビルとして建てられたそうで、屋上の彫像は所有者が変わったときにこの女神ニケになったそうです。
白い外装と黒と金のドームの対比が目立つきれいな建物です。

マドリッドでは4泊して、正味2日半+トレド1日となりました。
行き当たりばったりで歩き回りどこへ行ってもビールかワインの写真で、旅行記のようには記録できませんが、とても楽しかったです。

スペインはどこの都市も、ホテルのレセプションなどを除いて、英語があまり通じないなという印象がありました(発音と耳が悪い?)。
日本よりはマシかも知れませんが、街中の表示なども英語が少ないと感じました。

ただし、困ったなという場面はありましたが不快感はなかったです。郷に入れば郷に従えといったところです。

マドリッド〜アムステルダム〜関西空港、アムステルダムから関空ははB787です。

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